私は17年間大学病院の手術室と集中治療室で業務を行ってきました。私が学生のときの恩師に「臨床工学技士は医者と同じで一生勉強だ!」と言われたのを未だに覚えています。その言葉のとおり、この17年間は日々医学、工学、臨床工学といった学問と向き合ってきました。こうした臨床現場の経験や現場で考えたことを、学生にしっかり伝えたいといつも授業に臨んでいます。
病院の中で白衣を着ている人は一般の方から見るとみんな「先生」です。自分や家族が病気になったとき、どのような医療従事者に診てもらいたいでしょうか? 答えはみんな「優秀な人」に診てもらいたいはずです。私と一緒に臨床工学を学び、確かな知識や技術をもっていることはもちろん、人に信頼される人間性も兼ね備えた臨床工学技士をめざして学んでいきましょう。
臨床工学技士として必要な知識、技術はもちろん、人間性も磨ける授業
「大学病院で養った現場経験を活かし、なるべく現場の雰囲気と同じようにすることを意識しています。医療分野でもシミュレーター教育が充実しつつあるので、それらを用いて学生とともに楽しくかつ実務的な実習を行っています」。内視鏡装置の実習では胃のモデルを用意し、子供がボタン電池を飲み込んだと想定して胃の中にボタン電池を入れそれを摘出するトレーニングをするなどし、リアルを追究しています。
さまざまな現場で患者様と接し、リアルな知識と技術を習得
臨床工学技士は理系色が強そうにみえますが、私は普通科文系出身。本校は文系出身でも安心して学ぶことができます。人のために頑張れる方、医療に興味のある方、機械が好きな方はぜひ一度オープンキャンパスへ!
臨床工学技士として、大学病院の集中治療室での臨床経験も豊富な先生
専門:臨床工学技士
大阪ハイテクノロジー専門学校臨床工学技士科卒業後、大阪大学医学部附属病院MEサービス部に勤務しながら、臨床工学技士科非常勤講師として後身の指導にあたる。2018年1月より、大阪大学国際医工情報センター次世代内視鏡治療学共同研究部門招聘研究員としても活躍している。大阪府臨床工学技士会理事なども経験。
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