グランドスタッフとして、常にお客さまのお役に立てることを第一に考えて行動しています。そうした中で、些細なことでも「ありがとう」という言葉をかけていただいたり、「行って来るね!」と言って嬉しそうな表情で出発された時は、とても嬉しいです。また、空港業務には多くのスタッフが関わっているため、チームワークが欠かせません。お客さまは、カウンターから保安検査場を通り、搭乗口に進みます。それぞれのセクションにいる仲間と最高のバトンを渡せ、飛行機を定時に送り出せた時には、達成感があります。お客さまやスタッフの力となり、喜んでもらえることが何よりの喜びであり、この仕事の魅力だと感じています。
授業で学んだことを身につけ、資格取得を目指す勉強に日々励んでいました。その甲斐あって、在学中に手話技能検定、秘書技能検定、TOEIC、サービス介助士など数多くの資格を取得。中でも手話は、国体のボランティア活動に参加し、障がい者の選手たちを誘導したり着替えを手伝ったりする際、とても役立ちました。また、ホテルのレストランでのアルバイトを通じ、接客も学べました。エアライン科の先生方は航空業界で働いた経験のある方ばかり。現場で役立つスキルをたくさん教えていただけましたし、普段の立ち居振る舞いからお客さまに対する心配りまで、厳しく指導していただいたからこそ、今の仕事もスムーズに運べているのだと思います。
グランドスタッフの仕事内容は多数あり、それぞれの業務に魅力があります。手荷物を預かる場所ひとつとっても、ファーストクラスやお得意様専用のグローバルカウンターもあれば、車いす専用のスマイルサポートカウンター、国際線から国内線への乗り継ぎカウンターとさまざま。さらに、保安検査場や搭乗口で働くこともあり、毎日違う業務を経験できるので飽きることがありません。最近は、外国籍のお客さまの国内線利用が増加しています。世界的に日本への注目が高まる中、今後、さらにその傾向が強くなっていくことでしょう。エアライン業界で働こうと思うのであれば、学生のうちに、英語だけでなく中国語や韓国語も学んでおくと良いですよ。
株式会社JALスカイ/エアライン科(※2022年4月より「エアラインサービス科」) グランドスタッフコース/2015年3月卒/「人のために何かをして、笑顔になる姿を見るのが好きだった」という松原さん。中学生の頃、大好きな飛行機で色々な国に行ってみたいという思いから、当初は客室乗務員に憧れを持ったという。しかし、先生から飛行機の運航を支える「グランドスタッフ」の存在を聞き「この仕事しかない」と思うように。現在は羽田空港の国内線ターミナルで仕事をしている松原さん。外国人観光客の増加や国際線ターミナルへの異動も見据え、語学の勉強に励んでいる。趣味は旅行。最近はオーストラリアのケアンズを訪れ、美しい自然を満喫したそう。