お客様の「やりたいこと」を引き出し、旅を提案します
ご旅行のご相談・予約・手配など、旅に関する一連の業務を担当しています。ネットで旅の予約が簡単にできるようになった今ですが、窓口に足を運んでくださるお客様もたくさん。「旅行にはいきたいけど、どこにいけばよいかわからない」とご相談に来られるお客様も多いので、よくお話を聞き、旅の目的やご希望を引き出すこと、ネットだけでは得られないお客様に合わせた情報を提供することを大切にしています。「来てよかった」「やっぱりプロに聞いてよかった」とお言葉を頂いたり、旅を終えられたお客様から「おかげで楽しい旅でした」とご連絡やお土産までいただけることもあり、そんなときは「この仕事について本当によかった!」と思います。
早く社会に出て働きたいという気持ちが強く、専門学校で知識や技術を身につけたいと思っていました。では何がしたいのか?と考えたとき、思い浮かんだのが「人の幸せに立ち会える仕事」。人が喜ぶ姿を見ることが大好きだったので、ブライダル業界に興味を持ち、エアトラのブライダル科に進学しました。就職活動の際は、ブライダル業界に限定せず、その業界や会社の中で「自分が3年以上続けられるイメージが持てるか」ということを重視。結果的に現在、旅行業界に努めていますが、「おもてなしの心」や「人の喜びや幸せのお手伝いができる仕事」という根本はブライダルと通じるものがありますし、学んだことが大いに活かされていると思います。
実際にお客様に同行できない分、手配は丁寧・確実に
学生時代の学びでとても印象に残っているのは、ホスピタリティの授業。おもてなしやサービスを学ぶ授業ですが、単純にやり方を学ぶだけでなく、相手の気持ちをくみ取ることの大切さなど心理的なことも学べました。また、学生時代に身につけた「謙虚な姿勢」と「人の話を聞く時の態度」は、今でも常に意識しています。ブライダル科の一大イベント、学生だけで披露宴を作り上げる「模擬披露宴」では、会計を担当。金銭を扱う上、その金額も大きく、各セクションと関わる仕事でもありますので、責任は重大でしたが、学生時代に多くの人と関わりながら実践的に学べたことが、大きな力と自信になりました。本当に中身の濃い充実した2年間でした。
「楽しい旅行ができました」という言葉が何より嬉しい
京王観光株式会社 個人旅行営業部 府中店勤務/ブライダル科/2013年3月卒/「『京王観光』はずっと募集がかかるのを待っていた会社なんです」という田村さん。現在の職場については、「会社も仕事も、私にピッタリな環境です」と充実の表情で語ってくれた。希望どおりの就職がかなって9年目。現在は労働組合に所属し、社員がより働きやすい環境づくりにも力を注いでいるそう。「私にとって窓口業務は本当に楽しい仕事。旅行業界を目指したい方はぜひ一度カウンターをたずねてみてください。将来の仕事につながるヒントや新しい発見がたくさんあると思います」と、高校生にメッセージを送ってくれた。
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