ビスケット類を主力とした看板商品!
看板商品「たべっ子どうぶつ」「アスパラガス」とともに好評を博している「しみチョココーン」。チョコをしっかり中に浸透させる技術は建築材に防腐剤を浸透させるノウハウをヒントにしています。「こんなお菓子があったら世の中はびっくりするのではないか?」そんな漠然としたコンセプトから食品開発はスタート。イメージした味や食感を科学的な観点や食品加工の技術で実現するのが醍醐味です。食は人が生きる上で絶対に欠かせない大事なもの。私たちが作ったお菓子が安全な状態でお客様のもとに届けられ、おいしいと言っていただけることに最高のやりがいを感じています。
高校は理系で、物理が苦手で化学は好きでした。化学を活かすには生物を学ぶ必要があると思い、何も知識がない所から一からバイオで学びました。当時食品開発コースはなく、醸造発酵コースでチーズやパン、味噌や醤油をつくる発酵食品の実習を行っていました。その時に「僕はやっぱり食品が好きなんだな」と思いました。その知識は、今の食品開発でも役立っています。
品質向上のため、スタッフ同士で問題点を確認
お客様がおいしく、楽しく食べていただけるよう形状にもこだわってきました。お客様が手に取りやすく、見た目でも楽しんでいただけるように日々工夫を行っています。アスパラガス・たべっ子どうぶつ・しみチョココーンなど、いずれもこだわり抜いた形状でギンビスの看板商品となっています。また、創業以来一貫して「焼き菓子」にこだわり続け、昔ながらの職人が長い歴史の中で培ってきた技を最新の設備で実現し、絶妙の加減で焼き上げる技術を磨いています。この「焼き」の技術を生かし、油で揚げずに仕上げたノンフライスナックも、ギンビス独自の人気商品なのです。
試作中のお菓子、食感だけでなく見た目も大事です
株式会社ギンビス開発本部 研究開発部 勤務/バイオテクノロジー科(3年制)食品開発コース/2000年3月卒/菓子メーカー株式会社ギンビスにて新商品開発に携わる。「気温が変わるだけで商品の品質が変化するお菓子作りは、生物を世話するのに少し似ています。目が離せませんが、そこが面白さでもありますね」
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