リハビリは患者さんに話しかけながら進めていきます!
町田慶泉病院で、理学療法士として働いています。病気やケガで日常生活に支障をきたした患者さんに対して、起き上がりや立ち上がり、歩行回復のための身体的なリハビリテーションを行う仕事です。理学療法士という仕事の魅力は、担当している患者さんに合わせたリハビリプランによって回復していく姿を、間近で実感できること。「患者さんの役に立った」ということに、いつも大きな喜びを感じます。寝たきりの状態から、歩けるまでに回復して、見事在宅復帰を果たされた患者さんのご家族から、「こんなに元気になりましたよ!」と写真をいただいたこともありました。本当に嬉しかったですね。
1チーム10名体制で、内科から外科、整形外科、難病に至るまで、幅広い疾患に携わっています。入院直後の「急性期」から在宅を目指す「回復期」、リハビリの結果が出にくい「維持期」まで、患者さんの病状も様々。中には、入院生活や身体の痛みからストレスを抱えている方もいるので、心のケアも欠かせません。患者さんのお話をじっくりお聴きすることを何より大切にしています。また回復期の患者さんが在宅に戻られる際には、事前にご自宅に伺って環境をチェックすることも。手すりの必要性や在宅復帰後のリハビリ内容について、提案しています。これからも様々な患者さんと関われる環境で、理学療法士としての知識と技術を磨いていきたいです!
チーム内で、患者さんのケアなどについて話し合います
理学療法士は、自分の努力次第で幅広い方向に進んでいける、素晴らしい仕事です!東京衛生学園の先輩の中には、プロのスポーツチームに入って、アスリートのコンディショニングを担当している人もいます。知識や技術も必要ですが、何よりも重要なのは、患者さん一人ひとりと向き合うこと。時には自分の立てたリハビリプラン通りの結果が得られず、患者さんのモチベーションが下がってしまうこともありますが、「辛さ」や「痛み」にしっかりと寄り添いながら、一緒に努力を続けることが大切です。「人のためになる仕事がしたい」という人は、是非考えてみてください!私自身も「良くなった!鳥海さん、ありがとう」という言葉に支えられています。
カルテ情報から病状を確認してリハビリプランを設計
医療法人社団慶泉会町田慶泉病院勤務/リハビリテーション学科/2013年3月卒/「クラスの3分の2が年上という東京衛生学園の環境が自分に合っていました」と笑顔で話す鳥海さん。大学よりも1年早く理学療法士になれること、国家試験合格率の高さ、歴史などを考慮して学校を選んだという。2年生からは、老人保健施設や整形外科クリニック、総合病院などでの現場実習もスタート。忙しい毎日だったと振り返る。理学療法士8年目を迎えた今は、新人や研修で訪れる学生の教育指導も任されている鳥海さん。「一人ひとりの方に寄り添って、その方に合った関わりのできる理学療法士でありたい」と決意を語ってくれた。
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