やりがいの秘訣はアーティストを好きになることです!
この仕事は、音楽番組やイベントへの出演依頼の窓口となって、スケジュール管理・ギャラ交渉などを行うほか、グッズ制作からライブ当日の機材のセッティングまで多岐にわたります。またメンバーの相談相手となり、一緒に活動の方向性を見出していくのもマネージャーの大切な役割。私が担当しているSILENT SIRENはバンドなので、楽曲のアレンジなど音楽的な部分にも踏み込んで、私なりの意見が反映されていくのが楽しいですね。マネージャーは、レコーディングやリハーサル、衣裳作りまですべてのプロセスに立ち会う仕事。ふだん努力する姿を見ているから、ライブで声援に包まれているメンバーを見ると「やっていてよかった!」と感動しますね。
私がアーティストマネージャーに興味を持ったのは、高校3年生の進路選択の時期です。もともと音楽が好きで「アーティストの一番近くで仕事ができる職種って何だろう?」と考えたとき、マネージャーだと思ったんです。あと、実家が宮崎なので「東京で華やかな仕事をしたい」という気持ちもあって(笑)、東放学園に入学しました。
自社でフライヤーやグッズのデザインを制作する事も多いので、東放学園の授業で学べるグラフィックソフト「Illustrator」や「Photoshop」のスキルは身につけた方が良いと思います。学生時代の就職活動中は、先生に最新の求人情報を聞きに行ったり、求人票が掲示してある掲示板をまめに見に行くようにしていました。
(株)プラチナムピクセル 勤務/音響芸術科/2015年3月卒/この仕事で大切なのは、担当アーティストを好きになることだと語る山中さん。「義務的ではなく、愛を持って一つひとつの活動に携わっていると、メンバーにもそれが伝わって、自然と心を開いて話してくれるようになります」。担当するSILENT SIRENは2020年にバンド結成10周年を迎えました。
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