感性と機材の知識を総動員して光を作る
おもに担当しているムービングオペレーターとは、照明の光や色、動きを自在に制御できるムービングライトを扱う仕事です。照明プランナーの指示のもと、そのコンサートにふさわしい機材を選び、ライトの動きをプログラムしたり、本番中は調光卓のスイッチを曲調に合わせて叩き、明かりをコントロールしていきます。照明プランナーのイメージをくみ取って、どのライトをどう動かすかはオペレーターの腕次第。感性と機材の知識を総動員して、「120点」の明かりをめざしています。
照明のアルバイトを5社くらいやっていました。現職の会社も2年の夏ごろからアルバイトを始め、東放学園OBでもある梶浦直政先輩(91年度卒)の素晴らしいライティングを目の当たりにして、「この会社しかない!」と自分からアプローチしたんです。
東放学園は、やる気があれば、しっかりチャンスを与えてくれる学校。貴重な2年間を有効に過ごして欲しいです。
PRG(株) 勤務/照明クリエイティブ科/2015年3月卒/「簡単に多彩な効果が出せるムービングライトだからこそ、小細工せずに、しっかりアーティストを見せる明かりをつくりたいです」と萱津さん。一方、照明プランナーを務めるときには、会場にある一般照明とムービングをうまく組み合わせるなど、どんな現場でもいい明かりをつくることを目標としているという。毎年恒例のアニメミュージックイベント「ANIMAX MUSIX 2019」も担当し、好評だったそう。「本番の60曲をふたりがかりでオペレートしています。展開が細かいアニソンに対して、どれだけ絞り込んだ明かりをつくれるかがポイントです」。
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