大きな達成感を味わえる仕事だと思います
現在は野球中継と音楽番組などを担当しています。野球中継で心がけていることのひとつは、カメラチーム全員でプレイ中の一つひとつの動きを的確にカッコよくとらえること。もうひとつは、プレイが止まっているときも選手の表情などをうまく切り取って、いかに試合の背景やストーリーを感じてもらうかです。音楽番組は、その曲調や歌詞に合わせてカメラマン次第で画をつくり込める面白さがあります。たとえば“空を見上げて”という歌詞があれば、歌手の頭のうえを広めに撮影するというようにアイデアを活かせるんですよ。
テレビ朝日系「ミュージックステーション」のような1時間の生放送に向けて朝から準備して、リハーサルをして…無事オンエアを終えたときの達成感はすごく大きいです。カメラマンは自分の撮りたいイメージがないと、はじまらない仕事。この世界をめざすなら、なにより楽しみながら撮影に参加して、そのイメージを見つけることが大切だと思います。
もともとテレビ業界は面白そうだなと思っていたのですが、出演者とスタッフが旅をするバラエティ番組を観て、出演者と行動をともにし、現場の最前線で活躍するカメラマンがやっぱり花形だなと。そう思ったのが大きいです。
(株)テイクシステムズ 勤務/放送技術科/2010年3月卒/テレビカメラマンとして、テレビ朝日系「ミュージックステーション」、テレビ朝日系「スーパーベースボール」などを担当する首藤さん。野球中継のチーフカメラマンを務めるなど、第一線で活躍中。
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。