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東京都認可/専修学校/東京

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映画の力を改めて感じる日々です

先輩の仕事紹介

人と関わることで世界が広がる。それが映画作りの魅力です

映画監督
映画制作科/1989年卒
行定 勲さん

この仕事の魅力・やりがい

僕はささいなことが好きなんです。映画は、日常のどんなに小さなことも面白く見せる力を持っています。たとえば、100円を拾った男の子が交番に届けていく…それだけの話なのに「2時間観ちゃったよね!」みたいな。いわば、そうした映画を紡いでいくことが、僕のオリジナル性でもあると思っています。最新作『リバーズ・エッジ』では、未来ある若い俳優たちとともに、今の時代を生きる人たちに届く作品にしたいと思いました。主演の二階堂ふみさんの姿はたくましくて、若草ハルナそのものだし、吉沢亮さんも独自の憂いのある雰囲気で演じてくれています。

業界ココだけ話!

撮影現場で大切にしているのは、ロケ地選びや美術、照明によって、いかに俳優が演技に没頭できる空間をつくり出せるか。映画『ナラタージュ』で、有村架純さんが冬の路上を裸足で歩いて行くシーンもその一例です。実は真夏に撮ったのですが、路面に枯れ葉をちらすなど、凍えるような雰囲気に入り込めるよう、いくつも細かな工夫をしています。この映画は、とかくファンタジー化されがちな昨今の恋愛映画への、僕なりのアンチテーゼ。かつて成瀬巳喜男監督が映画『浮雲』で描いたような、欲望を最優先したがゆえに社会から受け入れられなくなってしまう男女の物語ですが、そうした中でこそ人間の本当の姿を伝えられるのではないかと感じています。

分野選びの視点・アドバイス

いまはデジタルの進歩で個人レベルでの映画制作も可能ですが、僕が思う映画は、一人では決して作れないもの。たとえ撮影されたシーンがカットされたとしても、そこに関わった人たちの経験や感情は残ります。人と関わることで世界が広がり、時には思いもかけなかったところへ連れて行ってくれる。僕にとっては、それが映画作りの魅力なんです。また映画の世界をめざすのであれば、成瀬巳喜男監督をはじめ、黒澤明監督、溝口健二監督などたくさんの古典映画に触れてください。東放学園での2年間は“映画の正体”を探求する時間であってほしいと思いますね。

行定 勲さん

(有)セカンドサイト 所属/映画制作科/1989年卒/代表作に、映画『GO』、『世界の中心で、愛をさけぶ』、『真夜中の五分前』、『ピンクとグレー』『ナラタージュ』など多数。舞台、ミュージックビデオなど幅広く活躍。2018年も映画『リバーズ・エッジ』などの作品が公開される。

※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。

この先輩が学んだのは…

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