今はアシスタントとして先輩をサポートしています
現在は番組制作を行う会社の、報道中継をする部署に所属。入社1年目の私はカメラアシスタントとして勤務しています。報道中継の仕事は、ニュース番組などで流す映像を現場まで撮影にいくこと。事件や災害が起こったら中継車で現地に駆けつけて撮影し、映像を本社に伝送することが私たちの主な役割です。事件や事故、災害などの現場で何が起こっているのかということを、映像を通じて多くの人に伝えることから、社会的意義が大きい仕事だといえます。ときには歴史的な事件や、時代の節目となる出来事に立ち合って現場の空気を生で感じ、後世に残る映像を撮ることもあります。そうした仕事に就けたことに、大きなやりがいを感じています。
中学生のときにテレビ番組制作の現場を見学して、この業界で働きたいと思ったことが今の仕事を目指したきっかけです。読売理工医療福祉専門学校を選んだのは、学費や生活費の支援がある読売育英奨学生制度があったから。その制度を利用して新聞配達をしながら学んでいました。少人数制クラスであるため、機材に触れられる機会や時間が多いことも、本校を選んだ理由の一つです。プロになって感じるのは、番組制作の知識と技術を幅広く学んだことのメリットです。本校では撮影や照明、音声、編集などの技術を幅広く学んだ後、専門分野を選んで技術を高められます。現場ではトータルなスキルが求められるので、とてもありがたいと感じています。
在学中に学んだ広範な知識・技術が役立っています
私は自分が好きなこと、心が浮き立つことを、仕事として選びました。中学生のときに番組制作現場を見て感じた興奮と憧れからテレビ業界を目指し、学校見学のときにスタジオや機材を見たときのワクワク感が、勉学するための原動力になりました。また、在学中にカメラマンの仕事に就こうと決めた後、どんな分野を目指そうか迷っていたときには、テレビ業界を熟知する先生からアドバイスをいただき、「テレビの主役は報道だ!」と思うようになって進路を定めました。皆さんも自分の気持ちに素直になって、ワクワクできることを見つけてみてください。そして信頼できる人に相談してみてください。進路選びのヒントが見つかると思います。
事件が起こったら迅速に準備を整えて現場へ向かいます
株式会社日放 第一制作技術部制作技術課勤務/放送映像学科/2018年卒/「大きな事件や事故、災害が起こると、テレビはドラマやバラエティ番組を中断して報道番組に切り替えます。それは、そのとき起きていることが、多くの人に知らせるべき事実であると判断されたからです。私が“テレビの主役は報道”だと思うのはそうした理由から。この仕事に就いて良かったと日々感じています」
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。