僕が働いているのは表参道にあるヘアサロン『artifata』。場所柄、芸能関係のお客様も多く、このサロンで髪を切るということを楽しみにしてくださっているお客様が多くいます。期待が大きい分、求められるクオリティが高いのは当たり前。カットやカラーだけでなく髪の手触りや質感にもこだわる人が増えているため、ダメージケアにも重点をおき、「ヘアケアマイスター」の資格も取得しました。日々カットやヘアケアの研究を続けていけるのは、お客様の期待を超える仕上がりを目指しているから。「想像以上にいい!」と感じてもらえたかは、お客様の表情を見ればすぐわかります。そんなリアクションをもらえた時は、最高に嬉しいですね。
最近はサロンのホームページだけでなく、SNSやブログを活用してヘアスタイルを発表することも多くなりました。特にSNSは、お客様とのコミュケ―ションツールにもなっています。サロン帰りに感想をアップしてくれるお客様もいますし、フォロワーの方が最近どんなカラーを好んでいるのかなど、逆にアイデアをもらうことも。美容師の仕事が会社員と大きく違うのは、こんな風に「自分」を発信していくことが次の仕事につながることだと思います。僕自身、サロンワーク以外にも雑誌のヘアメイクやセミナー講師などをしていますが、「表現したいこと」や「自分らしさ」を発信していくことで、仕事の幅が広がっていると感じます。
ヘアケアに関する知識には、自信があります
ニチビに見学に行った時にオシャレな先輩がいっぱいで圧倒されました。先生方もコンテスト優勝者やヘアショーで活躍している現役のクリエーターの方ばかりで、とにかくカッコイイ。他の学校にも行きましたが、「こんな風になりたい」と憧れを抱ける先輩や先生が多かったのがニチビだったんです。美容学校も色々とありますが、将来どんな美容師になりたいか、どんなサロンで働きたいかを思い描きながら、その理想に近い先輩達がいる学校を選ぶのがいいと思います。学校で過ごす2年間は、授業、作品発表、コンテストなど、一緒に学ぶ仲間と切磋琢磨していくことになります。自分を高めてくれる環境かどうかは重要なポイントだと思います。
スタイリングしたモデルさんを撮影中
artifata(アルティファータ)勤務/専門課程専門科(昼間部)/2010年3月卒/東京都出身。ヘアケアマイスター。カットやカラーで仕上げる女の子ならではの柔らかいスタイルを得意とする原口さん。今の職場との出会いは学生時代に参加したフォトコンテストで、その審査員がartifata代表のCHIKAさんだったそう。「代表のCHIKAさんはそのキャリアはもちろん、人としてすごく尊敬できる方です。自分もCHIKAさんのようにお客様とのお付き合いを大切にして、この先何十年とお客様の人生に寄り添っていけるような美容師になりたいと思っています」
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。