憧れのサロンに就職する―。それも一つの道ですが、ゴールではありません。美容業界は広く、テレビや雑誌、ショー、そして海外と、活躍の舞台はたくさんあります。教員である僕自身も、国内外のコンテストに出場してきたほか、NICHIBI Artistic Teamの一員として10年にわたり作品を発表してきました。学生に視野を広く持ってもらうためにも、授業では技術指導だけでなく、自身の経験や卒業生の事例をよく話しています。教え子の卒業生には、いくつものサロンを束ねるクリエイティブディレクターや、アメリカやヨーロッパで働くスタイリスト、地元でサロンを開いた子もいます。彼らの学生時代や人生のターニングポイントを話すことで、5年後、10年後にどうなりたいか、未来を描くヒントを掴んでほしいと思っています。
ニチビでは毎年、教員陣による最新ヘアモードを発表。現役のスタイリストとして感性を磨き続けています
ニチビでは全国学生技術コンテストをはじめ、これまで様々な大会で入賞者を輩出してきました。そんなコンテストに出場するメンバーへの指導を行っている齋藤先生。コンテストの作品づくりにおいて、コンセプトを決め、デザイン画として平面におこし、それを立体にしていく工程は、その後のサロンワークにも必ず活きてくるそう。「技術はまさに選択するもの。イメージを形にする時にどの技術を使うか、ひらめく力を鍛えていくことはヘアデザイナーにとって大切です。コンテストへの挑戦を通して、その力を磨いていってほしいと思います」
学生たちの成果発表の場である「NICHIBIスクールコンテスト」。感性と個性があふれる作品が集結!
ニチビには全国各地から学生が集まってきます。社会人の学生もいるし、色々な価値観、感性の人がお互いに刺激しあっているから面白い!自分の可能性を信じて、ぜひニチビで一緒に将来のヴィジョンを描きましょう!
専門科目/カット、カラー、コンテスト指導
日本美容専門学校 夜間部卒業。現在、教務部 統括部長補佐 夜間部主任。北村杯コンテスト モデルカット部門 最優秀賞、第15回APHCAヘアオリンピック(香港・マカオ)レディースカット部門優秀賞など受賞歴多数。海外でカットやカラーの講習を行うほか、台湾やモンゴルにてヘアショーにも参加している。
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