• スタディサプリ 進路(大学・専門学校)
  • 専門学校を探す
  • 専門学校
  • 静岡
  • 日本建築専門学校
  • 先生・教授一覧
  • 長谷川 幸基先生(規矩術・建築工法)

こんな先生・教授から学べます

工匠たちによって伝承されてきた技術を伝えてくれる先生

規矩術・建築工法
建築科 
長谷川 幸基先生
先生の取組み内容

私の専門は「規矩術」(きくじゅつ)です。「規矩術」とは木造建築物の継手・仕口その他構造物の実形を曲尺(さしがね)を使って割り出し、加工する線を描く技術のこと。工匠たちによって大切に伝承されてきた伝統的な大工技術のひとつであるこの「規矩術」を追究するとともに後世に伝承していくことに重きを置いています。現在はコンピュータやCADを用いて製図することが一般化していますが、建築にはまずは製図の基本を習得することが大切です。「規矩術」はまさに建物を建てる上での基本と言えるもの。学生の皆さんにこの「規矩術」をしっかりと理解してもらえるよう努めるのが私の使命です。そして日本の伝統建築の素晴らしさも理解してもらい、「規矩術」と日本建築を後世に継承していって欲しいと考えています。

「規矩術」や日本建築の素晴らしさを後世に残すとともに、工匠の本来の姿も伝えていきたいと考えています。

授業・ゼミの雰囲気

失敗が次の成功へのヒントに。失敗しても「どうしてそうなったか?」と考えることで確実に力になります。

長谷川先生が大切にしていることを聞いたところ、「座学で机上論を学ぶことも大切ですが、実体験を通じて身体で理解していくことがなによりも大事だと考えています」と話してくれました。図面を描く。課題を製作する。それで終わりではなく、各工程でなぜそのような手法を採ったかを考えることが大事。たとえ間違ったり失敗を繰り返したとしても、どうしてそうなったかを考えることで少しずつ知識と技術を習得していけます。「失敗から学ぶことはたくさんあります。成功や失敗を繰り返すことが大切なのです」と締めくくってくれました。

現寸図(図面)を描いたり課題を製作したりといった実体験を通じて真の木造技術者へと導いてくれます。

キミへのメッセージ

素晴らしい伝統技術を継承し、さらに発展させられる人になってください。

大工や建築家になりたい。この学校にはそのような希望を持つ学生が全国から集まってきます。同じ目標を持つ者同士で「規矩術」を後世に継承し、木造建築の最高峰である日本建築の素晴らしさも伝えていきましょう!

長谷川 幸基先生

静岡県立藤枝東高等学校卒業後に日本建築専門学校に入学。卒業後、8年間にわたって菊池建設株式会社にて勤務し、建築現場を経験。平成11年(1999年)4月から日本建築専門学校の教員になり、現在に至る。「規矩術は和算の基礎。曲尺一本あれば丸も描けるし、ルート計算などもできます。素晴らしい技術であり、日本が誇る伝統建築の技法のひとつでもある規矩術を後世に継承していきたいです」と抱負を語ってくれました

※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。

この先生・教授から学べるのは…

この学校のおすすめ記事

日本建築専門学校(専修学校/静岡)
RECRUIT