専門は徒手的理学療法とレッドコードです。今も理学療法士として患者様と関わりながら技術の研鑽に努めていますが、それを教育の現場に還元することが私の務め。とくにレッドコードは国際認定インストラクターとして、15年にわたりさまざまな場面で活用してきました。高校のクロスカントリースキー部でもサポート指導の形でレッドコードトレーニングを実践し、毎年のようにインターハイ優秀者や入賞者を輩出しています。2018年にはオーストリアの国際学会で、レッドコードを出産に活用した事例を発表。理学療法では、徒手的理学療法で痛みやしびれなどの症状を取り除き、そのあとにレッドコードを用いて正しい姿勢や動作を獲得できるよう訓練します。今後も、実践と研究の両輪で理学療法の可能性を広げていきたいと思っています。
技術習得には長い時間と臨床経験が必要です。学生にはゆっくりでいいので正しく習得するよう助言しています
「理学療法技術セミナー」で、徒手的理学療法とレッドコードを用いた技術を習得します。学んだ技術がどう役立つのか学生に意識してもらうために、「セラピストとしての自分」を想像しながら取り組むよう指導。一人ひとりの自覚をうながすことで、成長に結びつけています。ゼミでは卒業研究を中心に、ディスカッションやプレゼンテーションの機会を多く設け、さまざまな意見や考え方にふれることを重視。年1回、卒業生を集め、在学生との交流やミニ学会を実施するほか、学会への参加やボランティアなど貴重な経験ができるのも特徴です。
大森先生は、スポーツ界でも注目を集めるレッドコードの第一人者。本格的に学べる設備が整っているのも魅力
自分や家族、または身近な人が理学療法を受ける立場になったとき、どんなセラピストに関わってもらいたいと思いますか? 自分が思い描くセラピストになれるよう、努力するあなたを全力でサポートします。
レッドコードインストラクターとして活躍する大森先生は、学外の講習会でもその可能性を広く伝えている
専門:運動器徒手理学療法、レッドコード
資格:理学療法士、整形徒手理学療法国際認定、RedcordNeurac1国際認定インストラクター、針灸あん摩マッサージ指圧師
東京衛生学園専門学校リハビリテーション学科卒業後、理学療法士に。2002年、札幌医科大学大学院保険医療学研究科徒手療法学専攻修了。理学療法学科が新設された2004年に北海道文教大学へ。現在も非常勤理学療法士として臨床現場に立っている。
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