地域の女性の健康を支えています!
女性専用の体操教室で、フィットネスインストラクターとして働いています。会員の方に対するマシン指導がメインですが、体験のカウンセリング、街頭でのチラシ配り、電話対応など業務のすべてをこなします。他のフィットネスと違い、ここにはひざや腰が痛いという悩みを持って来られる方がたくさんいます。「ここが痛い」と言われたとき、「自分がこの人だったら」と考えて共感することが大切です。今、この店舗の会員数は500人以上。それでも、一人ひとりとじっくり接しているので、全員のお名前と顔が一致します。痛みが改善したら旅行に行きたいなど、みなさんやりたいことや目標があり、一緒に頑張ることができる、やりがいのある仕事です。
大学の実習で介護施設に行って現場を見たきに、「もっと前の段階でできることはないのかな」と思ったんです。要介護状態になってしまったらやりたいこともできなくなるので、自分だったらきっとつらいだろうなと。だからなるべくそうならないように、健康な状態を少しでも長く保つためのお手伝いをしたいと考えるようになりました。この職場では、筋肉をつけて今後もずっと自分の足で歩けるようにサポートするので、まさに自分が考えていたこととぴったり合ったんです。就職活動で何社か見学に行き、利用者とスタッフの距離が近いことも魅力的だなと感じました。
大学の授業で身体の構造や仕組みを細かく勉強していたので、それが今の職場で直接役立っています。マシン指導を学ぶ際、筋肉の名称なども覚える必要があるので、そこで苦労する人も多いのですが、私は大学での知識があった分、より深く理解することができました。オープンキャンパスでは学生スタッフを務めていましたが、それもいい経験になったと実感しています。大勢の高校生の前でスピーチをすることがあったのですが、そのときに人前に立つ度胸がつきました。今では、会員さんたちの前に立って指導するときも緊張しなくなりましたよ。
株式会社はっけん カーブス 勤務/社会福祉学部 健康スポーツコミュニケーション学科/2014年3月卒業/もともと体を動かすことが好きだったという長嶺さん。「大学は、高校までとは違い、学びたいことを主体的に学ぶことができます。特に、私のように福祉とスポーツどちらにも興味があるという人にとっては、その両方が勉強できる大学は貴重です。今はまだ、将来やりたいことが明確ではないかもしれませんが、大学生活でいろいろな経験をするうちに、きっと自分の夢が見つかると思いますよ。」と高校生へのメッセージを送ってくれた。
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