利用者さんとこころが通いあう瞬間に喜びを感じます
通所型の障害福祉サービス事業所で、簡単な運動やそれぞれの得意分野を活かした作業などを支援しています。利用者さんは一人ひとり特性も個性も違うので、ベストな関わり方も異なります。その人に合った支援方法を考えて言葉やジェスチャー、歌などさまざまな手段でコミュニケーションを取っていくなかで、自分の考えた支援方法で「通じ合えた」と感じたり、こころを開いてくれていることが実感できるとすごくうれしいですね。同時に意識していることが、保護者の方々への支援。保護者の立場から思い詰めてしまうこともあるので、悩みやモヤモヤを話せる場をつくれたらと、声をかけたりしています。
もともと保育士をめざしていたので、同学部の「子ども発達サポートコース」へ入学したのですが、在学中に行った障がい者施設での実習を通して、利用者の方たちと関わることの楽しさや仕事のやりがいを感じ、この仕事に興味を持ちました。その後、現在の職場の系列施設でアルバイトをはじめ、一人ひとりの障がい特性や個性の奥深さに一層興味を持ち、福祉の仕事に就くことを決心。途中での進路変更は不安もありましたが、社会福祉士の取得をめざして友だちと励まし合い、先生方に親身に支えていただき、夢を叶えることができました。
大学時代の友人とは今も仲良くしています
1年間産休・育休を取得し、復帰して丸1年が経ちます。休職前から子育て経験者の方を中心に配慮が厚く、復帰後は子育てがしやすいよう、通所型施設への異動を施設側から提案していただきました。子どもが熱を出したりして突然休みを取ったり早退したりする日もありますが、先輩たちが「みんな順番だからお互い様だよ」と快くフォローしてくださるので、とても感謝しています。子育てと仕事の両立は不安でしたが、時短勤務をしながら、利用者さんの作業やストレッチなどを支援しています。人とのつながりや支え合いを大切にしている業界だからこそ、働きやすい環境が整えられているのだと思います。
出産・育児に理解のある環境です
社会福祉法人 新潟太陽福祉会 ふれあい 勤務/福祉心理学部 社会福祉学科/2016年卒/新潟明訓高校出身。大学卒業後、現在の職場と同法人である社会福祉法人 新潟太陽福祉会の障がい者支援施設「太陽の村」に勤務。施設で生活する利用者さんの支援に従事していたが、産休・育休を機に「ふれあい」に異動し、子育てと仕事を両立する毎日を送っている。仕事のやりがいについて、「利用者さん一人ひとりの個性を知れば知るほど仕事が楽しくなります。大変なこともありますが、楽しい事ややりがいを感じる瞬間が、この仕事をしていてよかったなと思わせてくれます」と語る。
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