私は現在、浜松市の小学校で3年生のクラスの担任をしています。教員という仕事で大切だと感じたことは、同僚や関係者間でコミュニケーション意識を持つこと。なぜなら、学校現場では悩んだ時に自分で抱え込むのではなく、同僚に相談して課題を共有することが大事だからです。また、子どもたちとの話の内容や、学校での様子を保護者の方と共有するようにもしています。学級を運営することは大変な反面、大きなやりがいがあります。「学校に来るのが楽しい」「もっとこの授業を受けたい」と言ってもらえた時に、一生懸命授業の準備をしてよかったと実感します。今後の目標は、子どもたちが意欲的になれる授業をたくさんできる先生になることです。
実際に小学校の現場で教員をされていた先生方に丁寧に指導していただけたこと、大学と提携している小学校で授業体験ができる支援体制のおかげで、多くを学ぶことができました。なかでも、プログラミングの授業を構想し、実際の小学校現場で実践させてもらった体験は、授業や子どもたちの雰囲気を感じることができ、教育者としての自信につながりました。教育実習や、授業体験で学んだことが直接、今に活きており、在学中に取得した資格も役に立っています。また、ゼミの先生は学生を信頼して、いろいろな小学校にボランティアに参加させてくれたり、教員になるために必要なICTのスキルも丁寧に指導いただきました。
尊敬する先生に近づくために、他の先生の授業を見て学んでいます
子どもたちや保護者と信頼関係を築いたり、同僚と問題を検討し対策の方向性を考えたりするために、教育現場では、周囲とコミュニケーションをたくさん取ることが求められます。そのため、話す力、聞く力が大切です。仕事の業界・分野を選ぶ時のポイントをアドバイスするなら、自分の長所を考えて、その長所が存分に発揮できる職業は何かを、じっくり考えるということのように思います。私は、自分の強みを発揮できる職場に巡り会えたことで、自分が役に立てているのではないかという実感を持てるようになりました!自分のする仕事で、誰かが喜ぶ姿がイメージできるかどうかという視点はとても大切だと思います。
同僚とは悩みを共有し、支え合い、高め合っていく関係です
小学校教諭/現代コミュニケーション学部 子どもコミュニケーション学科 卒/2022年卒/自身が育った地元への愛着があり、その地元で子どもたちと関わりたい、学校教育に貢献したいと思い入職。子どもたちみんなが、毎日「学校に来たい」「授業が楽しい」と思えるような学校づくりをすすめており、やりがいのある充実した毎日を過ごしていますと、平川さん。「自分の仕事が誰かのためになる。そう実感できる仕事をするために、教員になりました。自分が教えることで誰かの役に立ったという喜びを感じています」と語ってくれました。
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