水生生物の飼育・管理や水槽のレイアウト、MCなど水族館飼育員に必要な知識を身につけ、潜水士の資格も取得した迫さん。福岡ECOでの学びやマリンワールド海の中道での業務内容などについて、お話を伺いました。
お客様の質問にも丁寧にお答えします
バックヤードでモニターに映る水槽の様子を見ながらアナウンス
水生生物の飼育・管理や水槽のメンテナンス、イベント運営など幅広い業務を担当しています。飼育の知識に加え、大切なのはコミュニケーション能力!福岡ECOでは、ショーなど人前で話すことを想定した授業があり、相手に分かりやすく伝える力や簡潔に説明する力が身につきます。水生生物についてお客様に説明し、面白かった!と笑顔で言われると嬉しいですね。子どもが憧れるような飼育員になって、心に残る水族館にしたいです。
経験豊富な先生から、飼育・管理や水槽のメンテナンス、病気の発見・治療について学びました。福岡ECOには水族館と同じ海水ろ過装置を完備した大水槽のほか、アクアルームには約150本の水槽が設置されているので実践力が身につきます。餌やりの際、いつもは積極的に食べにくる魚が来なかったり、普段と様子が違ったり、違和感に気付けるようになりました。魚の病気は寄生虫が多いので、隔離するか水槽内で投薬して治療を行います。
奄美のサンゴ礁エリア。水槽を拭き上げて更に美しく
バックヤードから水槽を清掃。棒の先にはスポンジが付いています
水族館飼育員だけでなく、アクアショップや観賞魚などの卸業者、ダイビングショップなど幅広い分野で活躍できるのがこの専攻の魅力。企業プロジェクトでは水族館の常設水槽のレイアウトを担当し、「魅せ方」やバックヤードでの作業の進め方などを経験しながら学べるので、現場力が身につきます。また、担当水槽のメンテナンスやレイアウトを行う授業も。ものづくりが好きなので、今後はレイアウトにも挑戦したいです!
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