患者さん目線に立ち、安心して検査を受けて頂きたい
レントゲン撮影を行い、診断のための画像を医師に提供する仕事をしています。患者さまには、医師と看護師ほど接することはないのですが、週に1~2回繰り返し来られる患者さまの中には、私のことを覚えてくれて、「前回担当してくれてありがとう」と言ってもらえるのが嬉しいです。女性技師ということもあり、女性の患者さまからは、安心できるわと言って下さったりします。これまでは放射線技師になるための勉強をしてきましたが、医療は日々進化しているので技師となった今でも勉強は必要とされます。大変ではあるのですが、学び続けることで自分自身も成長できることが魅力です。
私の母が看護師をしていたので、医療に携わりたいという気持ち、医療に対する興味はもともとあり、また手に職をつけたいという考えを持っていました。そんな中、大学時代の夏期講習で放射線に関して少しだけ学ぶ機会があり、もっと勉強したいと思ったことがきっかけです。大卒ということもあり、学費や年齢的なことを考えて働きながら学びたかったので、夜間の学校を探しました。在学中のアルバイトは放射線科の看護助手として大学病院で勤務。技師の仕事を間近で見て、早く技師として働きたいと勉強も頑張ることができました。
仕事に対してより丁寧に正確に対処していきたいです
昼間は働き、夜は学校へ行って学ぶ、という生活のおかげで忍耐力はついたと思います。体力面や時間のやりくりなど、学生時代からの経験があるので、仕事を始めてから大変だと思う事へも対応できています。大学卒業後、すぐに就職するよりもいろいろな経験をしたからこそ、今も頑張れるのかなと思います。クラスメイトの友人は、高校卒業してすぐの人、会社員を経て入学した人など、いろいろな価値観を持った人から刺激を受けました。担任の先生には4年間しっかり面倒を見ていただきました。国家試験前には補習をしていただいたり、就職にも力を貸していただいたのでとても感謝しています。今でも先生方とは良い関係です。
4年間しっかり面倒を見ていただき感謝しています!
横浜市立大学附属病院 放射線部 勤務/診療放射線学科/2019年3月卒/看護師をしていた母の影響もあり、もともと医療業界への関心があったという橋本さん。大学時代の夏期講習で放射線を学ぶ機会があったのをきっかけに診療放射線技師という仕事に興味を持ったという。早稲田大学を卒業後、働きながら学ぶことのできる環境に魅力を感じて城西放射線技術専門学校へ入学。卒業後は横浜市立大学附属病院へ。現在は、患者さまへ丁寧な対応を心がけるとともに、正確なレントゲン画像を撮り、医師が必要とする画像と一致させるよう努めているという。
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。