難しいイメージもある経営戦略やマーケティングについて、まずは学生の皆さんに分かりやすく説明することを心がけています。そこで私の授業では、身近な例を数多く取り上げます。例えば「消費者目線」という言葉があります。企業は「売る側」の目線で商品価格を設定しますが、皆さん「買う側(消費者)」の目線で見た時に、商品の価格は本当に見合ったものなのか。こうした例を出発点にして企業にはどのような意図があるのか、その戦略をひも解いていきます。
TBLでは、日本人学生だけでなく、各国出身の留学生も学んでいます。多言語・多文化がそこら中で飛び交びかう刺激的な授業は、きっと皆さんにも数多くの気づきを与え、留学生の向上心や積極性にも触発されることでしょう。ぜひ旺盛な好奇心を持って、この文化のるつぼに飛び込んでみてください!
「外資系企業での31年間の経験と理論とを融合させながら、皆さんにエッセンスを伝えたいと思っています」
「理解をする」とは次の3つができることと、忍足先生は言い切る。「1.図に描いて説明できる」「2.他の人に説明できる」「3.自分で考えた具体例を出せる」。そこで忍足先生の授業はこれら3つを重視しながら、先生と学生が双方向で質疑応答を重ねて展開する。授業1コマで忍足先生から出る質問は30~40個という多さ。次々と投げ掛けられる質問に対して日本人学生や留学生たちは自分の意見を積極的に発言していく。時に日本語だけでなく英語も交え、「英語で」経営やマーケティングを学ぶ。まさに知のトレーニングとなる授業といえるだろう。
「どのような課題・問題に対してもまずは自分の意見を持つことが、社会で活躍する上でとても大切です」
皆さんが自分らしく、夢を持って、人生を歩んで欲しいと思っています。若い時はいつでもやり直しができます。努力を重ねて夢に近づき、それを手にすることができます。TBLで自分らしく学び、夢を叶えてください!
1977年早稲田大学第一文学部英文学科卒業、1977~2004年モービル石油で営業・ロジスティクス・企画・人事などの部門で勤務、1990年企業派遣として慶應義塾大学大学院経営管理研究科修了(MBA取得)。2005年ドイツ系半導体企業で人事部長、2007年ドイツ系化学企業で人事担当取締役。現在、グローバルビジネス学科 グローバルビジネスコース コース長を務める。
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