水生生物の美しさを感じていただきたいと思っています
カワスイは、「世界の美しい水辺」をテーマに、川崎市を流れる多摩川からアジア、アフリカ、南米アマゾンの熱帯雨林まで、世界のさまざまな環境に暮らす生き物を、最先端の技術を駆使して展示している都市型水族館です。その中で私は多摩川ゾーンとオセアニア・アジアゾーンの魚類を担当しています。特に多摩川ゾーンでは、この水槽を通して“自分達の国に住んでいる生き物は、こんなにもキレイで面白いんだ”ということを伝えたいと思っています。言葉で説明しなくても自分の伝えたいことをお客様に感じ取ってもらえた時は、本当にやりがいを感じますね。今後もそんな水槽を作っていきたいです。
もともと水生生物が好きでしたが、高校卒業後は大学に進学。大学の授業を通じて、水族館への就職に興味を持つようになりました。水族館の仕事はどんなものなのかを具体的に知るために、そして、水族館で仕事をするためのスキルを身につけるために、TCAECOでより深く学びたいと感じ入学を決めました。
学校で経験した水槽メンテナンスが生かされています
TCAECOでは、アクアルームの水槽を積極的にメンテナンスしていたのは良かったなと思います。「こういうものを食べていた」とか「こういう飼育の仕方をしていた」という経験を、ほんの欠片であっても自分の中に持っているというのは、今の職場でとても役に立っており、活かせています。また、水槽を新しく立てたりした際も実感しています。授業の中でたくさんの専門家の先生と出会わせていただき、そういった人脈も現在の自分の支えになっています。
都市の中とは思えない美しい自然環境を再現
カワスイ 川崎水族館(株式会社アクア・ライブ・ネイチャー)勤務/水族館・水生生物管理専攻/2019年3月卒業/TCAECOを卒業後、世界の美しい水辺を五感で感じる新感覚のネイチャーエンターテインメント水族館「カワスイ川崎水族館」に就職。多摩川ゾーンとオセアニア・アジアゾーンの魚類を担当している。
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。