進学トレンド

専門学校は就職に強い?就職率や就職活動など実態を調査!

専門学校は就職に強い?就職率や就職活動など実態を調査!

専門学校は就職に強いって聞くけど、本当のところどうなの?
 
目指す職業に就けるの?
 
専門学校卒業後の進路が気になる人も多いのでは。
 
ここでは、専門学校の就職の実態を見ていこう。
 
 

専門学校の就職率は高い

専門学校の新規卒業者の就職率は81.3%(※)。
 
学校によって就職率はさまざまなので一概には言えないが、高い数字だ。
 
人手不足の問題が深刻になる中、企業は学歴、年齢、国籍にかかわらず、“本当に活躍できる人材”を求める傾向が強まっている。
 
そのため、仕事に直結する資格を取ったり、仕事にすぐ生かせる知識や技術を学べたりする専門学校は、「即戦力の人材がいる」と企業の注目度も高いようだ。
 
専門学校の就職率は高い

 

ちなみに大学でも職業教育に力を入れるなど、就職指導への取り組みを強化する傾向があり、2019年4月からは、大学と専門学校それぞれのよいところをあわせもった、「専門職大学」という学校制度もスタートする。
 
早くから将来の仕事の世界と接点を持つことで業界のことを深く学び、業界を引っ張っていける人材が今、求められているのだ。
 
 
※文部科学省「学校基本調査」(平成28年3月卒の割合)
 
 

9割以上の人が学んだ分野に関連した仕事に就職している!

さらに注目したいのが、専門学校の場合「学んだ分野に関連した仕事に就いた」という人の割合が、多くの分野で9割以上ということ。
 
なかでも、医療関係、衛生関係、教育・社会福祉関係など、就職に国家資格が必須となることが多い分野で100%に近い数字になっている。
 
 

【就職した人のうち、関連分野の仕事に就いた割合】

 
★ 専門学校全体 … 93.8%

・工業 … 92.6%
(情報処理、自動車整備、土木・建築、電気・電子など) 
 
・農業 … 91.8%
(農業、園芸、畜産、バイオテクノロジーなど)
 
・医療 … 98.6%
(看護、理学・作業療法、柔道整復、歯科衛生など)
 
・衛生 … 97.6%
(美容、理容、調理、製菓・製パン、栄養など)
 
・教育・社会福祉 … 96.5%
(介護福祉、保育、社会福祉、幼児教育など)
 
・商業実務 … 92.3%
(経理・簿記、秘書、経営、観光、ホテル、医療事務など)
 
・服飾・家政 … 96.5%
(ファッションデザイン、ファッションビジネスなど)
 
・文化・教養 … 82.3%
(グラフィックデザイン、音楽、美術、法律行政、スポーツ、演劇、映画、英語、通訳・翻訳など)

※文部科学省「学校基本調査」(平成27年度間)
 
 
文化・教養分野
 
ちなみに、文化・教養分野(なかでもデザイン・美術、写真などのアート系や、音楽、俳優、声優などのエンターテインメント系など)では、企業へ就職せず、業界デビューを目指す人やフリーで活動する人も多い。
 
そのため、ほかの分野に比べて少し低い数字となっている。
 
 

専門学校卒業後、進学する人も

就職の割合が最も高いが、さらに学びを深めるために「進学」という選択肢ももちろんある。
 
参考として、専門学校卒業者の進路状況(東京都の場合)も見てみよう。
 
専門学校卒業者の進路で、「進学」の割合は下記のようになっている。
 
専門学校の2年制以上の学科を修了すると大学への編入試験が受けられるということも、進路を考える上で覚えておきたい。
 

【専門学校卒業者の進路(分野別)】

 
専門学校卒業者の進路(分野別)

※東京都専修学校各種学校協会「平成28年3月専門学校卒業者の進路(分野別)」
※「就職」は「自営」を含む。「進学」は同一校内での進級を含む。
 
 

入学時から始まる、就職への徹底したサポート

どうして、専門学校の卒業生は関連分野の仕事に就職した人の割合が高いのだろう?
 
理由の一つに、専門学校が入学から卒業後まで、徹底して就職活動サポートを行っていることがあげられる。
 
例えば、就職ガイダンスは入学後まもなくスタート。
 
就職への心構え、企業研究の仕方、就職活動の流れや進め方など、定期的に開催されるガイダンスによって自然と就職へのモチベーションが上がるようになっている。
 
 

専門学校の就職活動は学校主導型

大学生の就職活動の場合、就職サイトを使って自力で情報収集や応募を行う人がほとんど。
 
一方、専門学校の場合、学校に寄せられた企業の求人票から選んで就職するケースが大半のようだ。
 
さらに、学校側では、学生が学んだ分野を生かして働ける就職先を開拓し、求人枠を確保するといったサポートもしている。
 
専門学校の就職活動は学校主導型
 
 

クラス担任制で、一人ひとりに親身に指導

クラス担任の教員・就職指導部・キャリアセンターが協力して就職指導を行うことも専門学校の特長。
 
専門学校はクラス担任制を取っていることが多く、日頃のホームルームでも担任教員に就職の相談ができたりもする。
 
自分のことを普段からよく知っている担任と、就職活動のエキスパートとも言える就職指導部のスタッフが、希望や適性をふまえて企業選びから相談に乗ってくれる。
 

また、キャリアカウンセラーが常駐している学校も多く、就職活動の悩みはもちろん、どう働いていくか、どうキャリアアップしていくかなども相談できる。
 
こうした専門学校の熱心な取り組みは、学生にとってとても心強い。
 
 

業界セミナー、企業説明会、実習など、さまざまな形で就職を応援

ほかにも、専門学校ではさまざまな形で就職活動をサポートしている。主な取り組みを見てみよう。
 

業界セミナー

企業の採用担当者や業界の第一線で働く卒業生を学校に招き、仕事に関する話を聞くセミナー。
 
最新の業界の動向や採用情報をリアルに知ることができる。
 

企業説明会
 

企業説明会

卒業生が就職している企業など、複数の企業を学校に招いて行われる説明会。
 
企業側も「この学校の卒業生を採用したい」という気持ちをもっているので、採用担当者との面談でもアピールしやすい。
 

インターン実習

実際に企業などに行って仕事をしながら実務を学ぶことで、実践的な力をつけることができる。
 
実施期間や時期、方法は学校ごとに異なり、必修単位としてカリキュラムに組み込まれているケースのほか、希望者のみが行う学校も。
 

インターン実習
 

模擬試験・模擬面接

履歴書の書き方から教えてくれるほか、試験対策のための講座や模擬試験も行われる。
 
面接も個人・グループ・ディスカッション形式など、さまざまなスタイルで指導してくれる。
 

個別面談

就職に関する相談事がある時は、就職指導室やキャリアセンターなどで、いつでも面談を受けることができる。
 
専任スタッフが求人データの中から学生の希望や適性に沿った就職先を探し、きめ細かいアドバイスをしてくれる。
 

個別面談
 

企業との連携

専門学校と企業が連携した取り組みも増えてきている。
 
時代の変化によって、それぞれの職業に求められる力も変わってきており、“本当に活躍できる人材”になるためには、今の社会や企業のニーズに合った力を身につけることが必要となっている。
 
そのため、企業からの意見を反映したカリキュラムを用意したり、企業から派遣された講師による事前研修や講義を受けたうえで実習に取り組んだりと、最新技術や業界の動向をふまえた知識やスキルを身につけられる専門学校が増えている。
 

卒業後のフォロー

卒業して就職した後もしっかりサポートしてくれる学校もある。
 
転職や再就職の相談に乗ってくれるほか、卒業生のネットワークが強い学校では、社会人を対象にしたキャリアアップ講座を開くことも。
 

卒業後のフォロー
 
 

専門学校を選ぶときは、最新の就職情報もチェックを

就職先の企業や職種など、卒業後の進路は専門学校ごとに特色がある。
 
就職指導・方針も学校によってさまざまなので、パンフレットを見たり問い合わせをしたり、確認しておこう。
 
また、就職情報を見るときには、いつの情報か、具体的な就職先なども細かく確認しておくことも大切なポイント。
 
オープンキャンパスに足を運び、就職状況の最新情報を直接聞いてみよう!

 
 
取材協力/東京都専修学校各種学校協会
 
 
***
★ほかの記事もCHECK!
 

まるごとわかる専門学校基礎知識ガイド
 
専門学校に必要な学費はいくら?入学金から授業料まで、学びたい分野別にチェック!
 
専門学校の夜間で学ぶってどんな感じ?昼間部との違いを徹底調査
 
★【気になる仕事・学問・資格】 × 【行きたいエリア】 から専門学校を探してみよう!

***

 
 

ミューズ ・コミュニティー

ミューズ ・コミュニティー

20~30代の女性だけで構成する制作プロダクションで、多くのメンバーが仕事と子育てを両立しています。それぞれが自分のライフスタイルを大切にしながら、「だれかのために、わたしらしく」をモットーに、分野は問わずさまざまな記事・広告をつくっています。

ページのトップへ