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学部学科でこんなに違う! 大学&専門学校の初年度納付金

学部学科でこんなに違う! 大学&専門学校の初年度納付金

進学費用のモンダイは、高校生はもちろん、保護者も気になるところだろう。大学、専門学校、それぞれの初年度納付金(入学した年に学校に納める額)に関するデータを集めてみた。

 

まずは大学について。国立大学の標準額約82万円に比べ、私立大学は施設設備費や実験実習費が加算され平均額は約145万円と高額だ(図①)。

 

①大学の初年度納付金

 

また、国立大学はどの大学、学部も標準額をかけ離れる額が設定されることはないが、私立大学は学部によって大きな差がある点に注意したい。文学部法学部経済学部などの文科系は総計の平均が約123万円と比較的低いが、理科系は理・工学部約155万円薬学部約220万円など高額だ。医学部歯学部になると800万円近く、国立大学のおよそ10倍となっている。「その他」をもう少し細かくみると、家政学部は約138万円、体育学部は約141万円と低めだが、保健学部は約169万円、芸術学部は約182万円と高めだ。

 

専門学校については、東京都専修学校各種学校協会のデータを参考にしたい。高校生に人気の高い15学科をピックアップしてみると、全体的に100万円台の学科分野が多い(図②)。

 

②専門学校の初年度納付金の例

 

ただし、分野によって授業内容や必要な設備が異なるため、やはり納付金も違ってくる。「理学療法、作業療法」は約173万円、「製菓」は約164万円と高めだが、「看護」の約79万円や「服飾・家政」の約95万円のように100万円に満たない分野もある。

 

これらは入学が決まったあとに支払うお金だが、その前にある入試の際に

・受験校数分の受験料
・受験のための交通費
・受験のための宿泊費(遠方受験の場合)
・併願校への納入金(納付期限によって)

なども必要だ。想定外の出費に慌てないよう、受験費用も併せて見積もっておこう。

 

出典①:国立大学…標準額 私立大学…文部科学省「私立大学等の平成23年度入学者に係る学生納付金等調査結果」(昼間部)

出典②:東京都専修学校各種学校協会「平成24年度 学生・生徒納付金調査結果」専門課程(専門学校)平均(昼間部)より抜粋
※各科目ごとの平均値を集計しているため、横の合計は一致しない。千円未満を四捨五入

藤崎雅子 編集者・ライター

藤崎雅子

高校の先生方向けキャリア教育の専門誌にて、全国の高校の取り組みを取材しレポートする連載を担当するなど、教育関係の雑誌やサイトを中心に活動。ほか、二児の母としての目線を生かした様々なテーマの取材・執筆活動を行っている。

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