勉強・入試

通塾? 自宅学習? 自分に合う勉強スタイルをみつけよう―前編

通塾? 自宅学習? 自分に合う勉強スタイルをみつけよう―前編

新学年になり、受験勉強のヤル気は満々。でも、どんな方法で勉強したらいいか、さっぱりわからない――そんな高校生のために、前編・後編の2回にわたって、自分に合う勉強スタイル選びのヒントを提供する。まず前編では、自分の性格や環境にピッタリの勉強スタイルとはどんなものかを考えてみよう。

 
 

■塾・予備校に通う? 通わない?
 
勉強スタイルを大まかに分けると、塾・予備校に通う方法と、通わず自宅学習する方法がある。まずは塾・予備校に通うかどうかの判断材料として、次の1~3をチェックしてみよう。

 

1.学校や自宅の近くに塾がある
2.月数万円の授業料を出せる
3.ライバルをみつけて「あの人に勝とう」と努力するタイプ

 

<解説>
1~3がすべて当てはまれば塾や予備校通い向きだろう。1の「立地」と2の「費用」の条件がそろえば通塾は可能だ。さらに、3のように周囲と切磋琢磨するのが良い刺激になる人は、塾向きといえるだろう。(→《塾・予備校通いのためのCHECK》に進む)

 

一方、過去の自分と比べて「前の模試より成績を上げよう」と努力するタイプは、塾通いのメリットが小さい。自宅学習を選んでも頑張れそうだ。(→《自宅学習のためのCHECK》に進む)

 
 

■塾・予備校通いのためのCHECK…どんなスタイルの塾が合う?
 
塾・予備校には複数の授業スタイルがあるが、どれが自分に向いているだろうか。次の1~3に当てはまるかをチェックしてみよう。

 

1.通っている高校には、大学進学希望者が少ない
2.通塾する曜日・時間帯の融通がきく
3.周囲の人の視線を気にせず勉強できる

 

<解説>
1~3がだいたい当てはまる人には、集団授業がオススメ。
1の「高校タイプ」は必須条件ではないが、大学進学希望者が少ない高校の場合はより効果的。同じような目標をもつ仲間と切磋琢磨できる塾に通うことで、高校にはない刺激が受けられるだろう。

 

2の「曜日・時間帯」がネックになる場合は、通信衛星型授業(塾の専用ブースで講義動画を視聴)を検討したい。自分のスケジュールに合わせて、好きな時間に好きな講義の受講が可能。自分の弱点分野がわかっていれば、そこを集中的に勉強するなど、効果的に活用できる。

 

3の「周囲の視線」がネックになる場合は、個別指導が向きそうだ。控えめな性格でも、1対1なら質問しやすいだろう。

 
 
■自宅学習のためのCHECK…何を使って勉強する?
 
自宅での勉強もさまざまなスタイルがある。まずは下記1~4が当てはまるかチェックしてみよう。

 

1.部活動や趣味など、一つのことを長く続けた経験がある
2.費用を安くおさえたい
3.わからないところも解説を読んで理解できる
4.高校から十分な大学受験情報の提供がある

 

<解説>
1~4がだいたい当てはまる人は、自分で参考書や問題集を購入して勉強する“独学”でやっていけそう。費用は最も安くおさえられる方法だ。ただし、1に表れるような「精神力」がとても大事となる。

 

2の「費用の安さ」が必須ではない場合は、家庭教師も検討してみるのもいいだろう。1の「精神力」や3の「理解力」に対する不安もカバーできる。

 

3の「理解力」がネックとなる場合は、オンライン予備校がオススメ。参考書を読むだけではわかりにくい内容も、講義動画による動きのある説明で理解を深められるだろう。

 

4の「受験情報」が不足している場合は、通信教材の活用を検討したい。毎月、教材とともに受験情報も送られてくる場合が多く重宝しそうだ。

 

取り入れる勉強スタイルは、いずれか一つとは限らない。「集団授業」の塾に通って「家庭教師」で弱点科目を補うなど、組み合せパターンも含めて検討するといいだろう。

 

後編では、各スタイルの効果的な勉強方法を紹介する。前編で興味をもった勉強スタイルについて確認しておこう。

 


監修:独学支援塾【BEYOND】代表 菅原智さん
著書に『ゼロからスタートする受験勉強』『未来を変える受験勉強』(ともに新評論)がある

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藤崎雅子 編集者・ライター

藤崎雅子

高校の先生方向けキャリア教育の専門誌にて、全国の高校の取り組みを取材しレポートする連載を担当するなど、教育関係の雑誌やサイトを中心に活動。ほか、二児の母としての目線を生かした様々なテーマの取材・執筆活動を行っている。

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