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受験生は読まなきゃ損!? スタディサプリ 一流講師の関先生が教える『受験生が秋にやるべきこと』

受験生は読まなきゃ損!? スタディサプリ 一流講師の関先生が教える『受験生が秋にやるべきこと』

センター試験まで残り100日を切り、本番まであと3カ月弱という受験の秋。
 
夏の40日間、有意義に使えた人もそうでなかった人も、残り日数を聞けば多かれ少なかれ焦りを感じているはず。
 
気を引き締めるための多少の焦りや緊張感は必要だけれど、過度に焦って時間を無駄にしてしまっては元も子もありません。
 
そんな失敗を避けられるよう、秋からの勉強をどのように進めていくべきか、スタディサプリ一流講師である関先生に聞いてみました。
 
この秋やるべき勉強法をチェックして有意義な受験の秋にしていこう!
 

要するに

「今」必要なことを見極め、優先順位をつけよう!
過去問演習は10月20日から!まずは必要なインプットを完了させる!
本番を想定した過去問演習で勉強の精度と価値を高めよう!

 

明確な優先順位づけと反復学習で確実に身につけよう!

ーーQ.夏休みの勉強法と秋(特に10月以降)の勉強法、どのような違いがありますか?

 
2つあります。
 
1つは優先順位を明確にすること。
 
秋の時期は本当にブレやすい。
 
理由はさまざまですが、模試の結果、親からのアドバイス、学校の先生との面談、受験までの時間への焦り、推薦で決まっていく同級生たち…不安や焦りを感じて、あれも勉強しなきゃ、これも勉強しなきゃと思ってしまう。
 
夏ならそれでもいい。
 
でも秋に何でもかんでも手を出していたら時間が足りない。
 
志望校に受かるためにその勉強が「今」必要かどうか。
 
例えば英語でいうと文法が終わってないからと文法ばかりやっていてはダメ。この時期なら読解にとりかからないと。
 
時間を無駄に使わないよう、夏よりも意識をして優先順位を明確につけるべき。
 
もう1つは勉強をした内容はその場で反復して習得してしまうこと。
 
まとめノートを作るとか、苦手分野を集めたノートを作るとか、そんなことをする時間があったら、その場でもう1回解き直して「今」覚える。
 
今日できなかった問題に、次に出会うのは本番かもしれない。
 
そのくらいの緊張感を持ってその場で覚えきることを意識しよう。
 
受験生は読まなきゃ損!? スタディサプリ 一流講師の関先生が教える『受験生が秋にやるべきこと』
 

10月20日までは入試範囲の学習完了にコミットせよ!

ーーQ.過去問に取り組むのはいつからがよいでしょうか?

 
10月20日からですね。
 
毎年この日だと遅いんじゃないかと反論が出るんですが、 裏を返すと10月19日までに単語・文法・読解の入試範囲を一通り終わらせろという意味だから結構難易度は高いと思いますよ。
 
例えば英語なら、第一志望の過去問の英文がゆっくりなら読める。
 
試験時間内では読めなくても時間をかければ読める。
 
そのくらいにはなっていないと。
 
そのためには最低限文法は終わらせて、読解の基礎は理解しておかないといけないよね。
 
だから19日までの時間は、まずは入試範囲を一通り終わらせることに集中するべき。
 
そうはいっても周りが過去問をやり始めていて不安だとか、1度はやっておきたいと思う人がいるのは理解できる。
 
もしそうならやってもいい、ただし予定している勉強時間以外の時間でやること。
 
休憩時間や睡眠時間を調整してやる。今すべき勉強の時間を削るのはダメ。
 
10月20日からは赤本や過去問を中心とした勉強に切り替える。
 
ここまで勉強してきたといっても最初は解けないだろうし、滅入ることもあるかもしれない。
 
その時は文法や長文の問題集をやってもいい。
 
ただし、あくまで勉強の中心は過去問に置くこと。
 
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真剣勝負! 本番を想定した練習と丁寧な復習で勉強の価値を最大化せよ!

ーーQ.過去問演習に取り組む際、1回の演習をより有効に活用するための勉強方法はありますか?

 
3つあります。1つめは真剣にやること。
 
当然時間を計ってやるべきだし、問題を解く環境も、試験会場が静かで集中できる環境とは限らないから。
 
完璧な再現が無理だとしても、いかに本番を想定して練習を積み重ねられるかは重要です。
 
2つめはその場ですぐにもう一度解きなおすこと。
 
1回目は時間を計り本番さながらにやる。
 
終わったら答え合わせをする前に2回目にとりかかる。
 
2回目は時間無制限でいいから落ち着いて解いてみる。
 
そこで解けたなら、できなかったのは量の問題。過去問演習をこなしていけば解けるようになるから。
 
3つめは復習をじっくりやること。
 
答え合わせをして、解説を読み、理解できるかどうかを確認する。
 
赤本の解説は問題集の解説と比較すると薄い。
 
その薄い解説を読んで解き方が理解できなかったら、それはインプットが足りていない証拠。
 
問題を解くのと同じくらい時間をかけてじっくりと復習すること。
 
それと必ずやってほしいのが音読。
 
1長文50回(1日10回×5日)。
 
過去問こそ音読をやるべきだと僕は思いますね。
 

自分なりのやり方を見つけ、勝ちパターンになるまで磨こう!

ーーQ.問題を解く順番・時間配分などにコツはありますか?

 
前提として全員に当てはまるものはありません。
 
むしろそれを過去問を解きながら見つける。
 
食べ物の好き嫌いや食べる順番と同じで、長文を先に解く方がいいのか、もしくは後に残した方がいいのかは好みだから。
 
ちなみに僕は長文から解くタイプ。
 
まずは長文にとりかかり、気分転換に文法問題を解いて、また長文に戻る。
 
どのやり方が自分に合うのかを、過去問を解きながら見つけてください。
 
ただし基本は得意なものからやるべき。
 
苦手なものは時間をかけたとしてもできない可能性の方が高いからね。
 
それから、自分なりのやり方が見つかったら人の意見に左右されて安易に変えたりしないように。

 
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逃げずに向き合う! 過去問演習の積み重ねこそ合格への近道!

ーーQ. 過去問演習をする際、おすすめの問題集はありますか?

 
すべて僕の本ですが、大学別なら『東大英語の核心』『世界一わかりやすい 早稲田の英語 合格講座(以下、早稲田の英語)』『世界一わかりやすい 慶應の英語 合格講座(以下、慶応の英語)』パート別なら『プラチナルール』シリーズですね。
 
特に『早稲田の英語』と『慶応の英語』については、過去問の分析の仕方も書いているので、早稲田・慶応志望以外の人にも役に立つはず。
 
英語の場合、この時期の配分は過去問:問題集=7:3くらいがベスト。
 
おそらく過去問を解き始めたばかりのころは全然できないと思う。
 
できない壁にぶつかると、問題集や単語帳に逃げる人が出てくるけど逃げちゃダメ。
 
よく勘違いする人がいるけど、今この時点で結果を出す必要はないから。
 
今採れるはずがない点を採れるようにしていく。
 
そのための練習こそが過去問演習だということを理解してほしい。できない自分に向き合うのはつらいことだけど、逃げずに向き合う。
 
そのマインドセットは実はすごく大事ですよ。
 
受験生は読まなきゃ損!? スタディサプリ 一流講師の関先生が教える『受験生が秋にやるべきこと』

 

<関先生の受験エピソード>
 
失敗談ですが、実は僕自身過去問を解いていた時、本番を想定できていなかったんです。
 
僕が受験した慶應義塾大学文学部の試験は辞書の持ち込みが可能なんですが、練習のときには辞書をまったく引かなかったんですよ。
 
120分の試験問題をだいたい50分くらいで解けていたので余裕だと思っていました。
 
でも本番になった途端、ものすごく慎重になってしまい、わからない単語を片っ端から辞書で引いていった。そうしたら解き終えるのに120分丸々かかってしまったんです。
 
いかに本番を想定した練習をするのが大事か痛感しましたね。

受験生は読まなきゃ損!? スタディサプリ 一流講師の関先生が教える『受験生が秋にやるべきこと』

<次回予告>
次回は11月初旬に公開予定。
 
テーマは『冬の勉強法について』です。
 
え?センター対策は不要!?
いったいどういうことでしょう?
 
お楽しみに!

 
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スタディサプリ進路 編集部

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