先輩たちに質問!専門学校の夏休み、どのくらいあるの?何してた?

専門学校の夏休み、みんなどう過ごしてる?

専門学校は2年制が多く、大学よりも通う年数が少ないけど、夏休みはどのくらいあるんだろう?
 
そこで、専門学校を卒業した先輩たち84人に、夏休みについてアンケートを実施!先輩たちは専門学校生時代、夏休みをどう過ごしたのか聞いてみた。
 
 

専門学校の夏休みの期間はどのくらい?

「30日間以内」という回答が、1年生で約80%、2年生で約68%と多い。 
そのうち、約31~38%ほどの人が「21~30日間」と回答。2カ月ほど夏休みがある大学に比べると、短い傾向にあるようだ。
 
 

【専門学校の夏休みの期間は?】

 
専門学校の夏休みの期間は?
 
※2年制の専門学校が多いため、3年生・4年生は「この年次は在籍していない」の回答が多数となっている。
 
 

夏休み中、課題はあった?

 

専門学校の授業は、目指す職業に直結していて、資格取得のための勉強や実習も多い。集中して専門分野を学ぶ場所だからこそ、夏休みも課題に充てる時間が多いのか、気になる人も多いはず。
 
そこで、「夏休み期間に授業や課題があったか」聞いたところ、「課題があった」と答えたのは、約46%。ほぼ半数の人が夏休みにも課題に取り組んでいたことがわかった。
 

【夏休み期間に授業や課題はあった?】

 
夏休み期間に授業や課題はあった?

 

どんな課題だったのか、先輩たちのコメントも見てみよう。

・「実習に必要な技術を紙にまとめたり、疾患や人体のしくみについて調べたりした」(男性/医療分野)
 
・「単位取得のための、10個以上の提出課題をやっていた」(男性/医療分野)
 
・「休み明けの進級テストに向けて勉強した」(女性/衛生分野)
 
・「常に課題が出ていたので、それを終わらせるのに必死だった」(女性/文化・教養分野)
 
・「作文またはゲーム作品の作成をしていた」(男性/工業分野)

課題以外の時間はどう過ごしていた?

将来を見据えて、実習をはじめ、資格試験の勉強や就職活動に取り組んでいた人も。「勉強ばかりなのかな?」と思うかもしれないが、アルバイトや旅行をしたり、友達と遊んだりしたという人も、もちろん多い。
 

実習・インターンシップ

 
専門学校の夏休みは実習・インターンシップをしていた
 
夏休み期間に実習やインターンシップが設定されている学校もあるほか、夏休みを「就職に向けて力をつける絶好のチャンス」ととらえ、積極的に実習に参加する先輩も!
 

・「自分の母校での研修があった」(女性/文化・教養分野)
 
・「2週間の実習が、2カ所であった」(女性/教育・社会福祉分野)
 
・「企業に自分をアピールするチャンスなので、長期休暇のときは必ず実習に参加していた」(女性/その他)

資格取得のための勉強

 
専門学校の夏休みは資格の勉強をしていた
2年生や3年生になると、資格試験に向けて本腰を入れて勉強をしていたという先輩が多かった。
 

・「資格試験の対策問題を解いた」(男性/農業分野)
 
・「2年生の時は就職先が決まっていたので、そこで必要な資格についての勉強等をしていた」(男性/工業分野)
 
・「3年生の時は年度末に国家試験があり、それに向けて勉強していた」(男性/医療分野)

アルバイト

 
専門学校の夏休みはアルバイトをしていた
 
生活費や学費、遊ぶためのお金を稼ごうと、アルバイトに時間を費やしたという声も。どの分野を学んでいた先輩にも、アルバイトをしていた人はいるみたい。
 

・「金銭面に余裕をもたせるためにアルバイトをしていた」(男性/工業分野)
 
・「3年生の時は就職活動が終わっていたので、社会勉強と貯金のためアルバイトをした」(男性/工業分野)
 
・「学校がない分、ダラダラしがちなのでアルバイトをたくさん入れて生活リズムが乱れないようにした」(女性/商業実務分野※)

 
※経理・簿記関係の学科や、旅行・観光・ホテル業界を目指す学科などが設置されている分野
 
 

旅行

 

専門学校の夏休みは旅行をしていた
長期休みを生かして、1人旅や友達との旅行を楽しんだという先輩も!

・「2年生からは就活で忙しいと聞いていたため、1年生の時が最後のチャンスと思い1週間の旅行を計画した」(女性/医療分野)
 
・「2年生の時は就職先が決まっていたので、思い出作りに」(男性/工業分野)
 
・「夏休み以外で十分に勉学に励んでいたため、休暇を優先して旅行へ」(女性/医療分野)
 
・「2年生の時は『学生最後の夏休みだから』と旅行をした」(女性/文化・教養分野)

その他

・「課題ではないが、何もしないと身につけた技術が振り出しに戻るので、毎日少しでも手を動かして練習していた」(女性/衛生分野)
 
・「就職活動、就職体験をしていた」(女性/衛生分野)
 
・「自動車学校に行き、免許をとった」(女性/医療分野)
 
・「全国大会や選抜大会にむけて、部活・サークルに励んだ」(女性/文化・教養分野)

夏休みの楽しかった思い出は?

次に、夏休みの楽しかった思い出を聞いてみた。課題や実習、勉強メインの過ごし方でも、充実感をもっていた先輩が多い。
 

・「webデザインの課題でゲームをみんなで作って発表したのが楽しかった」(男性/工業分野)
 
・「同学年の方々と親睦会を実施した。多くの人が参加して、学校に対する日頃の思いや、勉強のやりくりの方法などを聞けてよかった」(男性/医療分野)
 
・「夏休みは実習しかしていなかったが、そのおかげで将来に役立ちそうな経験をすることができた」(男性/教育・社会福祉分野)
 
・「友達の家で課題の練習や勉強をして、同じ目標に向かって励ましあったり教えあったりした。この努力があったから、みんな試験に受かったんだと思う」(女性/衛生分野)

 
専門学校の夏休みで楽しかった思い出は?
 
一方、普段から一生懸命勉強に取り組んでいる分、思い切り夏休みを満喫したという声も!
 

・「夏休みまでは毎日朝から晩まで勉強漬けだったので、久しぶりに友達と遊んでリフレッシュができた」(男性/その他)
 
・「大好きなバイト先で楽しく働きながら、旅行をしたり飲みに行ったりして楽しかった」(女性/医療分野)
 
・「専門学校の友達と海外旅行をした」(女性/衛生分野)
 
・「自分で1人旅を計画し、他県にいる友達数人に会いに1週間電車やバスで旅行した。社会人になってからは難しいし、独身だからできることでもあるのであの時できてよかった」(女性/商業実務分野)

夏休みの過ごし方で後悔したことは?

後悔したことについては、大きく分けて「もっと将来に向けて動いておけばよかった」という声と「もっと遊べばよかった」という2つの意見があった!
 
専門学校生の夏休みは、自分のスキルを磨く貴重な時間

・「友達と遊ぶことに精一杯だったため、バイトなど社会経験を積むことに積極的になっていればよかった」(男性/医療分野)
 
・「もっと技術の向上に時間を割けばよかった」(男性/文化・教養分野)
 
・「もっと早くから試験、面接対策に取り組めばよかった」(男性/その他)
 
・「実習を多く入れて、企業にアピールしておけばよかった」(女性/その他)
 
・「もっと海外に行って感性を磨いておけばよかった」(女性/衛生分野)
 
・「学生限定の“超”長期休みがあるうちに海外旅行をすればよかった。就職するとなかなか長期休みは難しい。友人と休みを合わせるのも難しい」(女性/衛生分野)
 
・「何もせずダラダラ過ごしてしまったため、学生時代にしか経験できない青春を無駄にしてしまったと後悔」(女性/商業実務分野)

などなど、後悔している人がいる一方で、
 

・「特にない。全力で楽しんだ」(男性/農業分野)

という人も。
 

分野によって、年次があがると資格試験対策や就職活動に時間を使うことが増える場合があるので、1年生のうちから計画的に夏休みを楽しむのがオススメかも?
 
 

専門学校生の夏休みは、自分のスキルを磨く貴重な時間

専門学校の夏休みは、期間が比較的短く、夏休み中の課題が出る傾向があるみたい。実習や資格試験の勉強などに取り組む人も多い。
 
専門学校生にとって夏休みは、自分と向き合い、就職への準備がじっくりできる時間でもあるのかも。
 
もちろん、アルバイトや旅行など過ごし方はさまざま。専門学校に進学したら、夏休みも思い切り楽しもう!
 
 

※2018年1月スタディサプリ進路調べ