暗号を扱う3年次の授業が、自分の研究テーマを「暗号」に絞るきっかけに。近年の量子コンピュータの発達によって、仮想通貨で利用されている暗号技術が破られる可能性が指摘されています。「卒業研究」では、今使われている暗号の脆弱性や代わりとなる暗号、さらに新たな暗号技術の開発などについて研究を進めています。
志望するのは電気という社会インフラの面から人々の生活を支える仕事。個人情報や社内情報の漏洩リスクだけではなく、近年は電気の安定供給に関するセキュリティの重要性にも関心が集まっています。それらに対応するために、東京電機大学で学んだ専門知識を生かして、専門部署で力を発揮してみたいです。
高校でコンピュータのセキュリティや暗号技術に関する講演を聴いたことからそれらの技術に興味を持ち、東京電機大学にはその分野で著名な研究者がいることを知って志望しました。
暗号技術の専門家を目指す私にとって、プログラミングは必須のスキル。初めてのプログラミングに1年次は苦労しましたが、手厚いサポートで楽しく習得。課題をたくさん解く中で次第に理解が深まり自信がつきました。