病院、老人福祉施設、保育園などの現場で、発達段階・健康レベルに分けた各分野(慢性、精神、小児、母性、老年)の患者さんに応じた看護師としての姿勢を学んでいる谷野さんにお話をお聞きしました。
実習前に各領域について再確認してから臨みます
空いている時間は学内の実習室で友人と実技の練習を行います
実習中は忙しいので、先輩方から睡眠不足に陥りやすいと聞き、それに伴う体調不良がないか不安でした。そのため手洗いうがいの徹底やビタミンCの摂取などで、体調管理はしっかり意識をして行いました。また自身の勉強不足を感じている部分も不安要素のひとつでしたが、実習先の看護師さんに問われそうな内容を考え、受け持つ領域の勉強をしてノートにまとめていきました。
各分野ごとに求められる仕事は変わってきますが、受け持った患者さんとのコミュニケーションをメインに援助を行っていきます。バイタルサイン(体温・血圧・呼吸・脈拍などの生命健康状態を表す指標)の測定や患者さんの体を拭いたり、洗髪をしたり、時には健康指導など学んだ知識や技術を状況に応じて実施していきました。どの現場も知識や技術はもちろん、自ら考え動くことができる主体性と積極的な学ぶ姿勢を求められます。
実際に患者さんと向き合うことで笑顔やコミュニケーション力の大切さを実感。コミュニケーションを通じて、看護師自身が患者さんの医療機器となれることを感じたり、自分が考える看護が押し付けになっていないかと悩んだりしました。教科書には載っていない問題に直面することも多く、学んだ知識を活かせず悔しい経験もしましたが、どの実習もとても勉強になり、より一層学びたいと思える意欲につながりました。
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