相談してくれた方の不安に寄り添える保健師が目標です
私は、子どもの頃からずっと土浦市で暮らしています。生まれ育った土地で働き、地元の人々の健康をサポートできることは、本当にやりがいがありますね。元々人に教えることが好きなので、保健師になってから「健康教育」をやってみたいと思っていました。そうしたら実際に、健康について人前でお話する機会をいただけたんです。終わったあとは、わざわざ私のところまでいらして「勉強になったよ」と声をかけていただけたり、「こういうことについても知りたい」とご質問をいただけたりしました。聞いていただいた方が健康について考えるきっかけに私がなれたのなら、すごく嬉しいです。
人の役に立つ仕事に憧れていたので、中学生の頃には漠然と「看護師」になりたいと思っていました。それで高校生になり、進路についてちゃんと考えようと思って、看護師の仕事について勉強するために病院に一日職業体験に行ったんです。そこでは重症度の高い病棟を見せてもらいました。その経験から、私はむしろ「病気の予防・健康の維持」に興味があることに気がついて、「病気にさせない、病気を進行させないための仕事」がどこかにあるんじゃないかと思うようになりました。それから本を読んでいるときに「保健師」という職業のことを知って、調べていくうちに「私がやりたい仕事はこれだ!」と確信しました。
新生児の家庭訪問に行ってきます!
大学の学びは全て今の仕事につながっています。相談にいらした方の不安を和らげることは保健師の大切な役割で、相談者の思いを傾聴し、保健師としての知識を使いながら一緒に考えていくことが大切だと思っています。つくば国際大学では、保健師過程に進むのに選抜試験があり、それに向けて入学当初から高い意識をもって座学や実習に励んでいました。また、大学の先生だけでなく、施設の職員や病院の医師などを講師として招いた講義もあり、実習以外でも今の医療・福祉の現場について学ぶ機会がありました。勉強を進めるうえでは、学生6,7人にひとりの先生がつく「アドバイザー制度」で担任のように面倒を見てくれたことがありがたかったです。
健康の相談を受けることが、保健師の大切な仕事です
保健師/医療保健学部 看護学科 卒/茨城県出身。つくば国際大学に進学した理由は、入学後保健師コースに進む選抜試験があるため、高い意識で勉強を続けることができると思ったから。現在は、地域の方々の健康相談や家庭訪問などを行っている。職場の先輩である経験豊富な保健師が相談者の不安に優しく応え、寄り添う姿、そして笑顔で帰っていく相談者の姿を見て、自身も日々学んでいる。 ※掲載内容は取材時のものです
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。