一人の女性・人間として自分を磨くことも大事。
心臓血管外科の看護を担当しています。1年目は、検査や治療で短期入院の患者さんの受け持ちをさせていただくことが多いのですが、短期間の関わりであっても、名前と顔を覚えていただき、「あなたがいたから頑張れた。ありがとう」と言っていただけることもあります。とてもうれしく、自信につながります。また、手術のために長期入院している患者さんの受け持ちも少しずつ始まり、術前から術後の経過を追って関わることで、不安や苦痛、そして回復への喜びなど、患者さんとさまざまな状況や気持ちを共有し、適切なアセスメントのもと介入を行うことができ、元気に退院された時は、看護師の仕事の面白さを知り、なってよかったと感じました。
最先端のシミュレーション教育が受けられることや、ハワイ大学での研修を受けられること、そして、礼法、シリーズコンサートといった聖徳大学ならではの学びがあること、学生のうちから実際の医療現場を意識した学習が行えることなどを通して、人間性豊かな看護師になることができると思い入学しました。実際に学んでみて、「看護師」である前に、一人の「女性」「人間」として心豊かに成長できることが、聖徳大学の看護学部ならではのメリットだと感じました。礼儀や言葉遣い、一つひとつの動作や仕草を意識して学んだことにより、患者さんに対してもいろいろと気配りをしながら接することができています。それは聖徳で学ぶ看護の強みです。
学生時代の経験が今に活かされています。
聖徳大学の看護学部でのシミュレーション教育を通じて、“臨機応変に対応する力”を身に付けられたことは、看護師としての自信につながっています。事例をもとに対応の仕方を学ぶことも必要ですが、実際に現場に出た時に、先を予測し準備する心のゆとりを持つことや、状況に応じて柔軟に対応できる力を身に付けるために、何が起こるかわからない状況で対応する力を養っていく重要さを感じています。また、シミュレーション教育は、自分の知識やコミュニケーション能力を活かして対応するために、自分に足りないものを客観視する機会にもなりました。このことは、今も、業務の終わりに自分の一日を振り返り、課題を見出す力につながっています。
自治医科大学附属さいたま医療センター/看護学部 看護学科/2018年卒/聖徳大学看護学部で印象に残っているのは、災害看護や医療安全学などの専門家を外部講師として招いた授業だという。「日本がその分野で世界と比べてどのぐらいの地位にあり、評価を受けているのかを知ることができました」。また、病院だけではなく、その他の環境で働く日本の看護師のこと、今後の日本の医療や看護師に求められていることなど、教科書には載っていない現状を深く学ぶことができた。
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