就職活動では、卒業研究や日々の授業に全力で取り組んだことが認められ、郵便局に採用されました。現在は窓口業務を担当。地域の方々の生活に身近な部分で、多くの人の役に立っていることにやりがいを感じるとともに、お客様に商品やサービスを紹介する際には卒業研究を通じて身につけた客観的な視点を欠かさないようにしています。
歴史学科では、調査を通して考察をレポートにまとめる機会が多く、一つの事象を突きつめる探究心や、それをいろいろな視点から見つめる柔軟性や想像力が鍛えられました。最も印象に残っているのは、卒業研究。医師や弁護士などで構成されるイギリスのジェントルマン階級について考察しました。ここでも、自らの考えを説得力のある論文にまとめる過程を通して、客観的な視点の大切を再認識しました。こうした経験や思考法は社会人になっても大いに役立っています。
歴史を学ぶこと。それは自分にとっては「未知なることを学ぶ喜び」そのものでした。歴史学とは、人類が残した貴重な文献史料を読み解いて、その結果、現代に起きている事柄を理解するだけでなく、これから起きる未来を予測する学問といえます。だからこそ、卒業後にどんな仕事や人生を選んでも、必ず役立つものだと思います!
日本郵便株式会社 美原さつき野郵便局/歴史学部 歴史学科/2015年卒/大阪府・明星高校出身
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