勤務先は、マッサージや鍼灸、アロマ、美容鍼灸、産前産後ケア、脱毛、耳つぼ、矯正など、幅広い施術を行っています。施術で大切にしているのは、一つの症状だけでなく、一人の人間を丸ごと診てあげること。肩が痛いという患者様も、その原因は肩以外にあるかもしれないし、仕事のストレスや寝不足のせいかもしれない。患部へのアプローチはもちろん、関連部位の不調や気分の不安定さまで含めて診る必要があります。そのためにも、症状を聞き出す問診スキルや判断するための医療知識、身体を任せていただける信頼関係が重要。「先生のおかげで楽になった」と感謝の言葉をいただくたびに、こんなに素晴らしい仕事はないと感じます。
将来は「人の役に立つ仕事」や「人と触れ合える仕事」に就きたいと思い、どんな職業があるのか調べました。部活動でリハビリの先生のお世話になったこともあり、辿り着いたのがあん摩マッサージ指圧師の資格。この資格を取得して技術を磨けば、結婚や妊娠・出産後も一生働けると思い、資格取得ができる学校の中で、オープンキャンパス参加時の印象が良かった関西医療学園専門学校への進学を決めました。東洋医療学科では、あん摩マッサージ指圧師、はり師・きゅう師の3つの資格を取得。附属鍼灸院での臨床実習では、実際の患者様と向き合いながら、問診から施術、コミュニケーション方法まで、実践的なスキルを身に付けることができました。
最近は、私が女性ということもあり、婦人科系の悩みや産前産後の相談、美容や化粧品の話をしてくれる女性の患者様も増えました。この仕事に就いて数年、これからは自分自身が女性であるという強みを活かし、女性の健康と美容、心身の悩みをサポートしていきたいと思っています。もぐさ鍼灸整骨院の院長とは同じ職場でアルバイトをしていた縁もあり、2015年のオープン時には間取りや内装も一緒に考え、個室やキッズスペースも設けました。お子様連れでも遠慮なく、笑顔で過ごせる雰囲気づくりは常に心がけています。しっかりとした治療に加え、ゆっくりできて癒される、そんな地域のリラクゼーションスペースのような場所でありたいですね。
もぐさ鍼灸整骨院勤務/東洋医療学科/2016年3月卒業/「同級生には、すでに柔道整復師の資格を取得していたり、会社を辞めて入学するなど、明確な目標を持って努力する人が多く、私もいい刺激を受けながら頑張り抜くことができました。今でも学生時代の友人とは仲が良く、ランチや食事会などで集まっては、何気ない話や仕事の話で盛り上がっています」と言う原田さん。フレンドリーな先生方のサポートは手厚く、どんなことでも丁寧に指導してもらえたのが印象に残っているそう。休日や仕事の合間には音楽を聴いて、気分を上げたりリラックスするのがマイブーム。「フェスやライブ、カラオケにもよく行きます」