フリーランスのキャラクターデザイナーでありながら、動物病院でも働く濱野さん。「動物を守りたい」という思いを軸に繋がる2つの仕事について、お話をお聞きしました。
動物が好きで、卒業制作に猫の殺処分をテーマに“さくらにゃんこ”というキャラクターを作りました。かわいいキャラクターを導入に悲しい現状を知ってもらいたい思いで始め、現在はグッズも制作し販売しています。就職後、デザインフェスタに出品したところ評判が良く、作る楽しさに目覚めて独立。今は動物病院勤務の傍ら、LINEスタンプも販売しています。相反する2つの仕事ですが、動物に関わる事にやりがいを感じています。
絵を描いたり表現することを突き詰めるのではなく、社会にどう還元するかを学ぶ産学連携授業が印象に残っています。特に1年の時の池袋のサンシャインシティを盛り上げる企画は楽しかったです。グループで企画し、より良いものにするために意見を出し合ってぶつかる事もありましたが、役割分担して創り上げる等、すべてが勉強になりました。この経験が無かったら今の仕事をできていなかったと思います。伝える力が鍛えられました。
動物病院では、診療助手のほかに商品の販売促進も担当しています。待合室でサプリメントや歯ブラシ等を販売しているのですが、良品にも関わらず売れない商品も多いため、商品をリサーチしアピールポイントを考え、POPを作っています。授業で学んだ企画やプレゼン、ニーズを把握する経験は、キャラクターデザイナーと動物病院の仕事、どちらにも活きていると感じます。これからも動物を守る、2つの仕事を続けていきたいです。