中学・高校の修学旅行や部活の合宿など、企画・打ち合わせから添乗までを取り仕切っています。私から旅行の企画をご提案することもあります。最近は、単に見学にまわるだけではなく、酪農やマリンスポーツを体験するなど、趣向を凝らした体験学習型の修学旅行が増えています。旅行後に生徒さんから「楽しかった!」と言っていただけると本当にうれしいですね。そのために大切なのが事前準備です。生徒さんたちに喜んでもらえる旅行は、先生との綿密な打ち合わせから生まれます。私の仕事は、生徒さんだけではなく、先生とのコミュニケーションもとても大切です。素晴らしい旅行をお客様と共に作り上げていくことがやりがいですね。
神田外語学院では、1年目から観光の国家資格取得を目指して学び、さらに英語や地理の授業も受ける忙しい毎日でしたが、モチベーションが高い仲間のおかげで頑張ることができました。情報交換などみんなで力を合わせて行った就職活動は、楽しくさえ感じました。また、学科の友人だけではなく、外国人の先生や留学生など、それまで触れ合う機会が少なかった人たちとも知り合うことができ、コミュニケーション力も伸びました。今の仕事はお客様との会話がとても大切です。また、社内でも情報の共有が欠かせません。いろいろな人と積極的に関わっていくことが重要ですが、その力を身につけられたのは学生時代でした。
海外旅行に添乗するときには、ホテルなどで英語を使うことが多く、学生時代に身につけた英語力を発揮しています。神田外語学院の良さは、観光に関する知識を学ぶだけでなく、英語力も高められること。授業を頑張ることはもちろん、外国人の先生と積極的に話して、英語コミュニケーション力を育ててください。英語のスキルも大切ですが、この仕事では、世界のどんな場所に行っても、どんな状況で相手が誰でも、臆することなく自分が考えていることを英語で伝えようという姿勢が何よりも大事だと思います。学生時代から、英語を話したり自分のことを発信する機会をたくさん持ってください。それができる場所が神田外語学院だと思います。
近畿日本ツーリスト 勤務/国際観光科/2009年3月卒業/大角さんが一番印象に残っているのが、ある高校の仕事だ。「自分で一から企画した旅行を提案し、20年以上にわたり他の会社が担当していた修学旅行の仕事を受注することができたんです」。さらに、旅行後の生徒たちのアンケートでも高評価だったという。このときに感じた達成感が大角さんの原点になっている。また、今関心を持っているのが、旅行の仕事に携わる女性としてどう活躍できるかということ。「女性ならではの視点だからできる企画や添乗があるはずです。女性の営業スタッフも増えてきている中で、女性ならではの仕事のスタイルを確立できたらいいですね」