弁護士として主に企業から依頼を受けています。
弁護士として、主に企業から「取引先の会社と揉めた」「新しいビジネスを始める契約書を作りたい」「会社を買収したい」といった相談を受けています。扱う金額が数千万円、億単位の案件もあり、プレッシャーを感じますが、その分、やりがいも大きいです。弁護士になって丸2年ですが、裁判では20年以上のベテラン弁護士相手でも対等な立場で、主体的に仕事を進められます。企業の社長から個人のお客様、お金持ちの方や犯罪を犯した人など、依頼主は多種多様で、他の仕事ではなかなか味わえない経験ができ、結果的に感謝されるのも魅力。物事を論理的に考えて解決へと導いていく過程は、まるでパズルや推理小説のような面白さがあります。
法律を学ぼうと考えたのは、世の中のありとあらゆることは法律で決められており、法律を勉強することで世の中のしくみを知ることができると思ったからです。中京法律専門学校では、法律科とダブルスクール(併修制度)で中央大学法学部通信教育課程も卒業することができると知り、それならば法律の最高峰である司法試験を目指そうと考えました。専門学校入学時は弁護士を志していたわけではなかったけれど、法律の奥深さに興味を持ち、3年次に中央大学法科大学院を受験しようと決心。一般企業への就職活動も行いましたが、大きな会社に入って組織の一員として仕事をするよりも、自分の力で自由に働きたかったので、弁護士を選びました。
個人の相談でも、離婚や相続をはじめ、内容はさまざま
中京法律専門学校の授業は少人数制で、先生との距離が近く、わからないことはすぐに質問できて、学びやすい環境でした。入学時、法律のことは全く知らず、高校の社会の授業で学んだ程度。法律の基本的な考え方、根本的な部分を授業で教わったことで、司法試験に取り組むベースになりました。中央大学と提携していて、専門学校から大学院受験を目指すことができ、授業料がリーズナブルなのも魅力。ダブルスクール(併修制度)で忙しいなか、アルバイトをしたり、友だちと遊ぶ時間も大切にしました。複数の業種のアルバイトをして、幅広いバックボーンを持つ人たちと接した経験は、今の仕事で、さまざまなお客様の相談を受けるときに役立っています。
法律改正などが頻繁に行われるので日々勉強です
名古屋綜合法律事務所/法律科 (4年課程)/2014年卒/中央大学併修プログラムにより中央大学法学部通信教育課程と中京法律専門学校をダブルスクールで同時卒業。同校卒業後は中央大学法科大学院に進学。修了後、司法試験に一発合格。弁護士として最初に就職した法律事務所では主に個人の顧客を担当していたが、現在の事務所では企業のクライアントがメイン。「個人事業主なので、事務所を通さず、個人的に仕事を請け負うこともあります。裁判をするだけでなく、契約書を作成したり、法律に関わるさまざまな相談を受けています。現在は4~5社の企業が担当ですが、クライアントを増やしていき、将来は独立して自分の事務所を開業するのが目標です」。
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