自分のお客様の趣味や嗜好をとらえて希望のスタイルを提供し、笑顔になっていただけたときが最高の瞬間です。サロンの評価に厳しいお客様が、自分の施術を気に入ってくださり、常連になっていただけたときには、特にうれしく思いました。お客様の頭の形や髪質を理解し、理想のヘアスタイルを実現できるよう、常に技術を磨いています。美容師は、個人それぞれの味や個性が出せる仕事です。だからこそ、一人でも多くの方にファンになっていただけるよう、自分だけの技術を追求することが大切です。そこが大変なところでもあり、美容師という仕事の醍醐味でもあると思います。
高校時代、ヘアセットが好きで、毎日欠かさずに髪を整えて学校に通っていました。あるとき、同級生が自分のヘアスタイルを真似してくれるようになって、それがとてもうれしかったんです。それから友達の髪もヘアセットするようになり、その喜びが忘れられず、美容の道へ進むことを決めました。実は、元美容師だった父に「厳しい世界だから」と反対されたこともあったのですが、「好きなことを仕事にしたい!」という強い思いで家族を説得し、美容学校に進学しました。今、本当に好きなことを仕事にできて、毎日が充実しています。大好きなメンズのヘアセットをするときには、今でもやる気が5割増しになります(笑)。
大規模校と違ってマックスは少人数制で、先生が学生一人ひとりの個性、長所・短所を把握して寄り添ってくれる学校です。実は自分は技術面で弱いところがあり、授業についていけないときもありました。そんなとき、私の悩みにいち早く周りが気づいてくれて、学年主任の先生が一対一の補習をしてくれたり、友達が練習に付き合ってくれたりと、丁寧にサポートしてくれたんです。学校全体でまとまりがあり、「みんなで支え合って夢を叶えよう」という校風があるからこそ、自分も落ちこぼれずに美容師として必要な技術や知識のすべてを学べたんだと思います。先生からの推薦で生徒会長という大役を務めることもでき、人間的にも大きく成長できました。
WARM(ウォーム) 勤務/専門課程美容科 ヘアスタイリストコース/2016年卒/神奈川県出身。高校の頃からヘアセットが好きで「美容の道に進みたい」と東京マックス美容専門学校に進学。学校選びの決め手は、オープンキャンパスで「先生との距離が近く、面倒見がいい」「一人ひとりを理解して導いてくれる」と感じたからだそう。学校では、周りから愛されるカリスマ性を先生に見出され、生徒会長に抜擢された。卒業後、表参道のサロンに就職して3年勤めるも、体調を崩し退職。学校の恩師に相談し、地域密着型でプライベートの時間も確保できる現在の店舗に転職した。休日は、友達との時間を楽しんでいる。お店を支えられる存在になることが夢。