江戸時代から続く老舗の名店「なだ万」で、料理人としてのキャリアを磨いています。鉄板焼きはお客さまの目の前で調理してお出しするので、さまざまな所作もお客さまから見られる仕事です。しっかりと経験を積んで先輩方のようにスムーズな手さばきで、美しく調理できるように早く成長していきたいです。仕事をしていて一番うれしい瞬間は、お客さまから自分の料理を「おいしい!」と言われたとき。言葉や笑顔といった反応がリアルに伝わってきて、作り手としての喜びが日々の仕事への励みになっています。
大好きな「食」について、まずは幅広く調理の基本を学んでから、進路を決めるように父からアドバイスをされました。そこで1年次に和・洋・中あらゆる調理が学べて幅広い料理の世界を知った上で、自分が一番好きな分野で調理師の仕事に就ける東京誠心への進学を検討。オープンキャンパスに参加して先輩方と接して話をすることで、学校の雰囲気を感じつつ、1年後、2年後の自分の姿を想像することも大切です。自分の少し先の未来を具体的にイメージすることができたので進学しました。
調理に対する技術や知識はもちろん、礼儀作法や挨拶などのマナーについても厳しく教えてもらったことが現場で役に立っています。社会人として働くようになってから、職場の方々と接する際にほんのちょっとしたマナーや気遣いがとても重要なことに気づきました。もし授業でわからないことがあったら、すぐに先生に質問に行くことをオススメします。東京誠心の魅力は、なんといっても少人数制ならではの先生方の親身な対応。もし不明点があれば、その日のうちに解決して日々成長していきましょう!
横浜なだ万 勤務/調理師科2年制/2017年卒/1830年(天保元年)創業の老舗、横浜「なだ万」に入社した岸さん。持ち前の明るさで現場での信頼も厚く、任される仕事も少しずつ増えてきたそう。「就職してからずっと大切しているのが人間関係。職場に入るときはいつも前向きな考え方で先輩方と接することを心掛けています」と笑顔で語る彼女。今日も初心を忘れず奥深い日本料理の文化と向き合い続けている。