大学の付属病院で、医療事務員として働いています。外来の患者さんの会計作成、在宅酸素療法や他院に入院中の患者さんの診療にまつわる請求書作成を主に担当しています。医療事務の仕事のなかで特に重要とされているものに、「レセプト業務」があります。患者さんのカルテから診察報酬明細書(レセプト)を作成し、関係機関に診察報酬を請求する、というものです。病院の収入に大きく関わっていることから責任を感じますし、同時にこの仕事のやりがいだとも思います。医療点数は定期的に変わっていくので、関連する知識をより多く身につけていきたいです。
高校2年生のときの授業選択がきっかけで医療事務の仕事を知り、それから本格的に進路を検討しました。先生からの紹介もあり、オープンキャンパスに行った後大原への入学を決めました。在学中は、医療事務検定と電卓検定を取得。難易度の高いところや苦手な分野の克服には苦労しましたが、気軽に相談できる先生方の存在は大きかったです。また、入学後から始まった就職活動サポートには驚きました。自己分析や業界研究の仕方を教えてもらい、終盤に向けて面接の練習に何度も付き添っていただきました。卒業生の就職実績の良さが入学の決め手だったこともあり、これが実績を支えるサポート体制なのだと、納得感がありました。
大原で学んだ医療事務の知識、実際の病院や校内の設備で行う実習で身につけた応対方法、パソコンスキルなどは、就職して間もない頃からしっかりと実践することができました。実際に患者さんから、「会計窓口は相談がしやすい」とのお声もいただき、とても嬉しかったのを覚えています。学生のうちに実践力をどこまで身につけられるかは、進学先を考える上でポイントになるのではないかなと思います。希望の職種に就くだけでなく働く姿まで想像して、進路を検討してみてください。
杏林大学 医事課 外来係勤務/医療事務コース/2018年3月卒/医療事務の仕事に就くことを目指して、勉学に励んだという明山さん。学校行事は息抜きにもなり、思いっきり楽しんで参加していたとも話す。印象的だったのは、大原で身につけた実践力が今の仕事に活きていると語ってくれたこと。「学生時代に学んだことは、すぐに活かせる場がなくとも、必ずどこかで自分の力になってくれるはずです。大原へ進学するのなら、徹底したサポートを受けて安心して力を身につけ、卒業までに磨いていってください」。