私は様々な建築の設計を行う実務家です。設計のプロセスの中では、建物の構造や設備、ランドスケープ(庭など)をデザインする方々など多くのプロフェッショナルとのチームワークによって、建築を含む私たちを取り巻く環境をつくり上げていきます。また、建築は周囲の建物や自然、町とのつながりによって、はじめて私たちの生活を豊かにする環境の一部となります。私はこのようなチームワークと建築を大きな環境の一部と考えて、設計することや研究を行うことを大切にしています。
建築・環境デザイン学科には「まちづくり・ランドスケープ」「建築・リノベーション」「商空間・インテリア」の3コースがあり、それぞれの分野を専門とする先生がいらっしゃいます。こうした先生たちが全員で、学科の学生全員を指導するところに建築・環境デザイン学科の特徴があります。3つのコースの基礎を学び、その中からより興味を持つコースを専門に学ぶことで、建築を含む環境をデザインできる人になってもらいたいと考えています。
私たちを取り巻く環境はめまぐるしく変化していきます。本学で一緒に学び、是非、自分たちが主役となる時代の環境をつくる人になってください。
兵庫県出身。2001年、京都大学工学部建築学科卒業。2003年、京都大学大学院工学研究科修了。2003年から高松伸建築設計事務所勤務。2005年、畑友洋建築設計事務所設立。「第3回 京都建築賞 優秀賞」「第60回大阪建築コンクール渡辺節賞」「日本建築学会作品選集新人賞」「日本建築設計学会賞」など受賞多数。