教員に求められている資質とは何か、教育心理専攻の石原先生に「学びを通して身につく力」を教えてもらいました。また、小学校教諭として羽ばたく石原ゼミの学生ふたりにゼミで学んだことや今後の目標を聞きました。
ディスカッションやグループワークで自由に意見を出し合います。
ゼミでは、気軽に意見をいえる環境づくりを大切にしています。
いじめや学級崩壊などが社会問題になっている今、教師は学級経営に対する適切な力量や姿勢が求められています。学習意欲を高めるテクニック、信頼関係を構築するコミュニケーション力などを身につけ、子どもの可能性を引き出せる教師になってほしいと思います。また、グループワークなどで自らの意見を伝え、人の考えを受容することで、自主性や多面的な視野を育みます。その力は教育の現場はもちろん、日常でも役に立つでしょう。
日頃から自閉症の方と接することがあり、その経験から「特別な支援を要する児童との関わり方」を卒論のテーマとしました。卒論の中で児童の個性を大切にしながら能力を伸ばすことやコミュニケーションの取り方などを考えたことで、理想の教師像を具体的に持つことができました。石原ゼミで学んだ「広い視野で物事を捉えること」「様々な物事について受容すること」を4月から始まる小学校の教員人生に活かしていきたいと思います。
私が人間関係で悩んでいたときでも相談に乗ってもらうのは石原先生でした。相談するといつも自分自身で答えが出るよう導いてくれます。そんな石原先生のような「児童の心に寄り添える先生」になりたいと次第に思うように。卒論では「いじめ」をテーマに、教師と児童の関わり方だけではなく、クラスの雰囲気づくりなど学級経営が大切だと改めて感じました。これから学級担任を持った時の課題として取り組みたいと思います。
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