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現役高校生のための予備校活用術
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浪人生に比べると、勉強時間が取れないのが現役生。
だから効率よく勉強したいと思ったら予備校を利用するのも手だ。自分に合った使い方をさがしてみよう。
■CASE1. 勉強のプランがうまく立てられないキミ
独自のテキスト・カリキュラムでムダなく学べる

受験勉強をしなければならないとわかっていても、
何からどう手をつけていいのかわからない――そういう人も多いことだろう。

その点、予備校は学習プランがしっかりしている。
長年の受験指導の実績をいかして、独自のテキストが用意され、これをベースに授業のプログラムも組まれている。
だから、受験本番まで、いつ何をすればいいのかが明確。
予備校をペースメーカーに、勉強を進めていくことができるだろう。

また、予備校のなかには、基礎学力の養成用から志望校対策用まで、
さまざまなテキストや副教材を用意してあって、受験生の現状にあった教材を選べるところが多い。
効率的に学力をアップできるに違いない。

さらには、全国の入試問題をデータベース化して、出題分野・頻度順などを徹底的に分析して、
志望校に合わせた勉強ができる予備校がある。時間が少ないなかでも、ムダのない勉強で合格に近づけるだろう。
■CASE2. 自分の実力がよくわからないキミ
模擬テストを分析して明確にできる

現在の自分の実力を客観的に把握するのに役立つのが、予備校で実施される模擬テストだ。
全国規模のテストの結果から、自分の順位がわかったりするが、
順位だけを気にするのではなく、その模擬テストでどんな問題ができて、どんな問題ができなかったかをみることが大切。
よく分析することで、自分の強み・弱みがわかってくるからだ。

個人成績の細かなデータをもとに、担任の先生との面談も行われる。
そこで、よりハッキリ見えてくるだろう。
また、間違った部分をすぐ見直して、しっかり復習すれば、それがダイレクトに弱点対策になる。

予備校によっては、志望校別に模擬試験を実施してくれるところもある。
これを受ければ、志望校の入試傾向もわかるし、すぐさま自分の学習の進み具合も確認できる。
その後の対策も立てやすくなるだろう。
■CASE3. 弱点を克服したいと思っているキミ
単科の授業で補強できる

予備校には、現役生のために志望別の総合コースが置かれているが、単科の受講システムも用意されているところも多い。
自分で受講したい科目だけを選んで受けられるわけだ。このシステムは、弱点対策にもってこい。
「英語が苦手だ」という人は基礎を充実させる講座を取ればいいし、
「数学がどうも」という人は数学の基礎講座から始めればいい。
もちろん、得意科目をもっと伸ばしたいという人にも、単科システムは便利。
ハイレベルなクラスを選べば、さらなる実力アップがはかれるだろう。

また、ビデオに毎時間の講座を録画してライブラリー化し、学生に自由に貸しだす予備校もある。
これを使えば、自分の都合のいい時間に苦手な分野だけ選んで、自分のペースで繰り返し見ながら学習できる。
弱点の克服に、大いに役立つだろう。
■CASE4. 1人だと勉強に集中できないというキミ
みんなの真剣な雰囲気でやる気になる

自分の部屋で勉強していると、つい気分がだらけたり、気が散ってしい、集中できないという人もいるだろう。

予備校に通えば、合格という同じ目的をもった仲間と一緒に学ぶことになる。
みんなの真剣な雰囲気に影響されて、自分もやる気が出るし、自然と勉強に集中できるようになるに違いない。

また、勉強中にわからないことがあれば予備校の教材で調べたり、すぐに先生に質問して、その場で解決できる。
これも予備校のいいところだ。じょうずに利用すれば、学習効果は何倍も上がるだろう。

自習室が設けられた予備校も多い。これを利用するのも1つの手だ。
学校が終わって、予備校の授業が始まるまでの時間を利用して勉強できるし、授業が終わってからも利用できる。
机が一人ひとり仕切られているところなら隣の人を気にせず、いっそう集中できるはずだ。
■CASE5. キライな科目があるのだが悩みのキミ
先生のおかげで好きになってしまう

勉強していても、なかなか好きになれない科目があるだろう。好きになれない理由の多くは、よく理解できないから。
となれば、教え方が分かりやすいと評判の予備校の先生に習ってみるのも対策だ。

多くの予備校には「名物先生」「○○の神様」といわれる人気の講師がいるもの。
また、有名でなくても、熱心にわかりやすく教えてくれる先生は多い。
先輩や友だちから、評判の予備校の先生のことを聞いてみよう。

そうした先生との出会いで、キライな教科が好きな教科に、さらには得意な教科にと変わった受験生も少なくないのだ。

また、チューター制度もある。現役のいろいろな大学生の先輩たちが勉強を教えてくれたり、
受験のことについて相談に乗ってくれる。志望校のキャンパスの最新情報を聞けるのもいいところ。
話を聞けば、合格への意欲もわくに違いない。
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