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留学のメリット-アメリカの大学への留学例
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■「世界標準」の力をつける
語学や技術の習得を含めると、年間約20万人の人たちが海外に留学している。留学先としては米国を先頭に英国、中国、カナダ、オーストラリアなど、英語圏やアジアが上位にあがっている。
「海外で学ぶ」ことのメリットは、専門知識だけではなく、異文化を学ぶことで視野を広げ、やり遂げた達成感は大きな成長をもたらすはずだ。

アメリカの大学教育はシビアだ。毎日のようにレポート提出が求められ、講義は討論が中心。漠然と出席するだけでは、とても授業についていけない。しかし、そのぶん、卒業時に身につく力は大きい。英語の読解・会話の能力に加え、専門分野の知識もじっくりと学ぶことができる。
この「語学+専門分野」の力は、日本をはじめ世界中の企業で必要とされる、いわば「世界標準」の実力。現在、多くの企業での仕事が海外の企業や市場と密接にかかわっているため、「語学力」「相手の文化や考え方をふまえて交渉する能力」「グローバルなビジネス展開にいかせる経営などの専門知識」が重視されているからだ。
■ユニークで実践的な内容が学べる
留学は日本ではえられない知識を学び、自分自身の視野を広げる絶好の機会。
多彩な専攻が、アメリカの全大学で500以上も存在する。ここから「自分の興味がある分野」「これから日本でも重要になりそうな分野」「日本より進んだ研究が行われている分野」などを基準に専攻を選んでいこう。もちろん、自分が「どんな分野で仕事がしたいか」という将来のビジョンに合ったものを選ぶことも大切だ。

専攻の分野だけでなく、講義の方法やカリキュラムなども日本の大学と異なっている。たとえば、第一線で活躍する企業の社長が経営学の講師を務めたり、著名な作家やジャーナリストがその知識をいかして講義や実習を担当するなど、社会と結びついた実践的な内容が多く準備されている。
こうした専攻の選択は、入学後、2年次の終わりに決定することがほとんど。実際に学んでみて、ほかの分野に興味がわいてきたら、専攻決定時にその分野に進めばいい。また「主専攻」「副専攻」として、2つの専攻分野を学習することもできる。学ぶことに関して、非常に柔軟なシステムをもっているのが、アメリカの大学の特徴だ。
▼アメリカの大学で学べる専攻の例
マネジメント系 ミュージック・ビジネス・マネジメント
アメリカの音楽関連産業は、大きな広がりをもつビジネス。そうしたビジネスを支える経営能力、ディレクション能力を実践的に養成する。

ホテル・レストラン経営
科学的な手法にもとづく経営方法が学べる。日本の大学にも観光学科などが開設され始めたが、アメリカのこの分野の歴史は長い。
社会学系 女性学
従来の学問の枠組みを超えた取組みが行われている。女性のための学問というより、女性の視点で考える社会学といった感じが強い。

ワイルドライフ・マネジメント
地球規模の環境汚染で絶滅に瀕する野生動物の保護や管理について学ぶ。こうした研究の歴史は長く、その蓄積は膨大なものがある
工学系 景観設計
建築学に歴史や文化などの知識を加え、総合的に都市や地域の景観を考えていく。日本では、学問的にほとんど活発でなかった分野。
医療・福祉系 カイロプラクティック
日本でいえば「整体術」で、民間療法に位置づけられるが、アメリカでは伝統的な医療分野。専門の大学もあり、学位も取得できる。

アートセラピー
絵画や造形など芸術作品の制作や鑑賞を通じて、心身の回復をはかる心理療法を身につける。日本での実践はまだ始まったばかりだ。
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