社会人がホンネで答える文・理・相・談・室Interview
後悔しない未来は、「今一番好きなこと」から生まれるものですよ。工藤 麻里 / インターネットサービス・システム担当 (28歳)Profile:高校時代は美術部に所属。美術系大学の受験を目指すが、美術だけじゃ食べていけないと思い、 興味のあったフランス語専攻へと進学。就職では文系から一転、ITという響きにあこがれてIT系へと就職。
Q1高校時代は文系でしたか?理系でしたか?文系
Q2文理選択時は、得意科目や不得意科目で選んだ。
中学生の頃から英語が好きだったので、もともと文系科目にはなじみがありました。でも数学が苦手で、学校では後ろから順位を数えたほうが早いくらい。授業についていける気がしなかった、というのが、文系選択の正直な理由ですね。
Q3今、高校時代の文理選択どおりの仕事をしている。
現在、システム保守や、プロジェクト管理の仕事をしています。すべてにおいて論理的な考え方が要求される仕事なので、文系出身の私にとっては、難しいこともたくさん。特に、仕事を始めたばかりの頃は、知識も経験もゼロからのスタートで、大変でした。けれど、毎日新しい情報が入ってきて、テクノロジーの最先端に触れていられるこの仕事、とってもおもしろいですよ。
Q4文系に進むのと理系に進むのでは、将来が大きく変わると思う。
文系出身でIT関連の仕事をしている人も、結構いるんですよ。ただ、「この分野でトップに立ちたい!」という職種がすでにあるのなら、高校時代から文理選択を意識したほうがいいかもしれません。進みたい道に向かって努力するなら、早いに越したことはありませんから。
Q5自分の文理選択を後悔したことがある。
ただ、仕事で壁にぶつかった時に、情報系の学問を学んでいたら、もっと楽だったのかな、と思うことはあります。希望してついた職業だけれど、分野が違いすぎてやめたいと思ったことも、何度もありました。でも、そこでふんばれたのは、結婚しても子どもを産んでも仕事が続けられるよう「手に職をつけたい」という強い気持ちがあったからです。
Q6理系の人がうらやましいと思う。
論理的な考え方や豊富な知識。私にとって理系の人は、尊敬の対象です。ただ、それはビジネス上の話かもしれません。休日は絵を描いたり、フランス語を勉強したりしているんですが、自分の系統に合った趣味などでプライベートを充実させることも、楽しい人生には不可欠な要素だと思います。