これを知らなきゃ始まらない! 大学入試基礎知識

AO入試/推薦入試

入試方法がさらに多様化。学力試験を免除されることが多かったが、今後は「知識・技能」も必要に。
また、実施時期も2020年度から変更になる。

基本情報

  AO入試 推薦入試
試験時期 9月ごろから実施、合格発表は11月以降 11月ごろから実施、合格発表は12月以降
出願時期・方法 8月1日以降
(2020年度からは9月1日以降に)
※方法はそれぞれ異なる
11月1日以降
※方法はそれぞれ異なる
受験費用
国公立大学
約17,000円
私立大学
約30,000円
国公立大学
約17,000円
私立大学
約30,000円
入学者数と
全体に対する割合
国立大学
54大学3,249名(3.3%)
公立大学
26大学761名(2.4%)
私立大学
474大学52,020名(10.7%)
※2017年度
国立大学
78大学11,953名(12.2%)
公立大学
84大学7,664名(24.4%)
私立大学
581大学197,378名(40.5%)
※2017年度

AO入試・推薦入試ってどんな試験?

パターンは大きく4つ
条件や適性に合わせて選択をしよう

主に評定平均値などの書類審査、面接、小論文によって、受験者を総合的に評価する選抜方法。
実施時期が早いことに加えて、面接や小論文など一般入試とは違った準備も必要なので、余裕をもって準備をしておきたい。国公立大学の9割、私大はほぼすべての学校で実施されている。

AO入試

高校からの推薦状は不要。書類審査や面接を経て、個性や能力、将来の目標などが評価される。大学側の求める人物像にマッチすることをアピールできるかが鍵だ。
2021年度入試以降は、調査書などの出願書類だけではなく、試験や大学入学共通テストなど、知識、技能も評価されるようになる。専願制が基本。

自己推薦

学校からの推薦状は不要で、評定平均値などの条件を満たしていれば応募できる。
出願条件が比較的ゆるやかなことから、一般入試の併願として利用しやすい場合も。学力よりも意欲や適性に比重が置かれる傾向にある。国公立大学ではほとんど実施していない。

公募推薦

評定平均値などの条件を満たし、高校の推薦状をもらえれば応募できる。書類審査と面接が一般的。
高校での成績や学習態度などが主に評価されるが、国公立大学ではセンター試験や学科試験で学力を見ることもある。

指定校推薦

大学の指定する特定の高校ごとに推薦枠が決まっている。校内選抜は厳しいが、推薦を受けられればほぼ100%合格といってもよい。決定時期も早く確実である反面、専願制なので後になって気が変わっても辞退はNG。募集枠は年によって変動する可能性があるので注意しよう。

どんな入試になっていく?

お互いに理解を深める「マッチング」型の入試へ

国立大学協会は2021年までにAO入試、推薦入試などを拡大し、入学定員の30%(現在の2倍程度)までに増やす計画をしているため、今後も注目の入試方法だ。
「知識や技能」も評価の対象になり、各大学が実施する試験や大学入学共通テストが使用される。
個別の評価方法は、小論文、プレゼンテーション、教科・科目にまつわるテストなどがあり、各大学で内容が異なるので、志望大学の募集要項を見て準備しよう。

また、多くの大学では、「マッチング」を重視した学校独自の入試が実施されている。入試を通して大学と入学希望者がお互いに理解を深めることで、入学後の意欲も高められるというメリットがある。
研究室や図書館での活動を見る選抜方法、ウェブ授業を通じて選抜する方法などさまざま。今後もさらに多様な方法が出てきそうだ。

提出書類について

推薦書 「学力の3要素」についての評価を、学校が記載する
本人が記載する資料
  • ・学校の内外で取り組んだ活動について記載するもの
    例)部活動、ボランティア活動、生徒会活動、資格・検定、留学経験など
  • ・入学希望理由と学習計画を記載するもの
    例)入学希望理由、学びたい内容、卒業後の目標
これらを面接やプレゼンテーションで活用する
小林さんからのアドバイス
  • ・「なぜ」という課題意識をもち続けることがポイント。
    これからは探究型の学習がメインとなってきます。日々のニュースを見て友達や保護者と話すなど、日常のふとしたことに疑問をもって考える習慣をつけましょう。
  • ・そのうえで、高校時代に何をしてきたのかを振り返り、なぜこの大学に入学したいのか、入学したら何を学びたいのかなど、自分の意志を明確にしていくことが大切。
    それを自分の言葉で説明できるようにすることが、入試の準備ともなるでしょう。

※2018年8月取材時点の内容となります。