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2025/04/01

推し活、ゲーム、音楽、社会福祉
あれもこれもつながる「建築」の世界。

友達とカフェへ行く、映画館へ行く、推しに会いにライブ会場へ行く。普段過ごしている場所に目を向けてみると、そこはすべて「建築」の中。ワクワクする場所、人が集まる場所には必ず「建築」があります。「居心地がいいな」「好きだな」と思ったら、それは「建築」への興味の入り口かも?高校生の皆さんの日常とつながっている「建築」の世界を覗いてみましょう。

1

何千年前の歴史・文化を伝える建築は
現代のタイムマシーン!?

2000年前の古代ローマ遺跡、4600年前のエジプトのピラミッド、新選組が刀傷を残した京都の家屋。アニメのように過去の世界に行くことはできないけれど、当時の姿を残す「建築」は、現代と過去をつなげてくれる「タイムマシーン」と言えるかも。何千年、何百年前の歴史・文化が全部詰まっていて、さまざまな時代を人間が生きてきた痕跡でもある「建築」。普段暮らしている街で、旅先で、「この建築は、誰がどういう目的でつくったんだろう?」と考えてみるだけでも、景色の見え方がこれまでと変わるかもしれません。

2

本を読む&勉強をするだけの場所?
変わりつつある「図書館」の役割とは?

高校生の皆さんにとって馴染みの深い「図書館」。いま、そのあり方が大きく変化しているって知っていますか?寝転んで本を読める広場、おしゃべりをしていいスペース、おしゃれなカフェがあったり、子どもの遊び場や体験空間が充実していたり。静かに本を読む&勉強をするだけの場所から、思い思いの過ごし方ができる多目的な場所へと進化しているのです。誰でも無料で利用できて、何時間でも気兼ねなく過ごすことができる、赤ちゃんから中高生、働く大人、おじいちゃんおばあちゃん、すべての人にとっての「居場所」。それをつくるのも「建築」が期待されている役割の一つなのです。

3

人と人、人と地域をつなぐ
コミュニケーションスペースの大切さ。

ひとり暮らしの高齢者が増えているいま、家で孤独に過ごしがちだからこそ、「ふらっと立ち寄って会話ができる」「困り事があった時に気軽に頼れる」、そんな地域に開かれたコミュニケーションスペースが必要とされています。集会所の桜が見える場所に縁側をつくったり、病院に行くよりも気軽に健康相談ができる町の保健室を開いたり。「建築」によって人と人のつながりが生まれてコミュニティーが広がり、小さな居場所が一つの社会になる。「建築」には人を集めて地域を活性化させる力があり、誰もがいきいきと暮らせる社会の実現に大きく貢献する「社会福祉」の側面もあるのです。

4

あなたが興味を持っているモノコト
すべては「建築」とつながっている!

自分の興味がある分野と、何らかの形で必ず結びつくのが「建築」の面白さ。好きな漫画のページをめくれば、そこには建物が描かれていますよね?いつもプレイしているゲームの中にも建物があるはずです。そう、「建築」とは特別なものではなく、日常の中にある身近なもの。友達と遊びに行く場所、家族と過ごす家、ごはんを食べるお店、学校、すべてが「建築」なのです。たとえば、お気に入りのカフェで「どうして私はこのカフェが好きなんだろう?」「他のカフェよりも居心地がいいのはなぜ?」と考えてみる。いつもの風景を「建築」の視点で眺めてみると、これまでとは少し違う新しい世界が見えてくるかもしれません。

清水 裕二先生

専門は工学、建築学。
東京大学大学院工学系研究科博士課程単位取得退学、修士(工学)。1999年4月本学へ。2025年4月より建築学部建築学科教員就任。「空間設計」「都市の景観」などの授業を担当。大学において建築設計や都市景観の教育にたずさわる一方、他大学の教員や建築家と協働しながら名古屋の活性化を目指したまちづくり、中川キャナルアートの活動などに参加。主な建築作品「トオリニワの家」「House O」「Urugi House」。

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