国士舘未来予測2050

金属をサスティナブルに。新素材でVer.UPする暮らし

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人が発電!エネルギー問題に明るい未来

希土類元素(レアアース)はご存知ですか?主に中国で産出される希少な資源ですが、このレアアースと既存の金属を組み合わせることで超電導材、発電材の次世代素材研究が進むでしょう。私たちの生活に欠かせないパソコン、スマートフォンなどの電子機器の高寿命・高性能化を叶えるだけでなく、環境エネルギーや交通・輸送、通信などの分野への貢献も期待できます。発電や蓄電技術への応用もそのひとつです。温度差を利用し発電できる「ペルチェ素子」という材料を用い、体温だけで点灯させる懐中電灯がすでに開発されているのですが、これにレアアースを組み合わせることで発光量を増やせる可能性もあります。蓄電技術へ応用できれば、人の日常活動から電気を生み出す新しいエネルギー生産方法も誕生するかもしれません。

プログラミングで叶う、想像を超える暮らし

レアアースの研究は、半導体分野へも大きく貢献できるでしょう。つまり、コンピュータプログラムの発展です。車はオート制御など、より安全性の高い製品が一般的に流通し、飛行機同等のコンピュータを搭載した「空飛ぶ車」も実現するかもしれません。ロボット開発への応用も期待できます。人間の生活をサポートする家事や介護ロボットも登場するでしょう。新素材の研究をはじめエネルギーやコンピュータ、IT、IoTは、未来の社会に欠かせない分野です。人々のニーズが多い分野はそれだけ発展の可能性も高く、電気工学や電子情報の研究は、より良い未来を牽引する上で重要です。

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