国士舘未来予測2050

普遍の心理を読み解く。軽やかに生きる未来

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古典文学から学ぶ。コミュニケーションのヒント

1000年前と聞いて、みなさんはどんな世の中を想像しますか?古典文学ではちょうど「源氏物語」がその時代の作品ですが、例えば恋愛などは現代とさほど変わらず、男女の駆け引きがあったり、失恋に心を痛めたりといったドラマが描かれています。政治家としての存在感を示すため、ライバルと競い合う様子は、現代にも当てはまる状況です。1000年前も人々の営みは現代と同じように1日の暮らしがあって、人と人との関係がある。そう考えると古典がぐっと身近に感じられると思いませんか。そして未来でも人はきっと同じような状況に悩み、生きていくのではないでしょうか。古典文学には、コミュニケーションが希薄な現代や未来を、軽やかに生きるヒントが詰まっているのです。

グローバル社会の教養になる知識

もちろん、当時の生活や文化を知る手がかりにもなります。例えば衣装は現代とは異なり、身分や季節によって着られる色や素材、柄が決まっていました。一方で現代と同じように香りを楽しむ文化も(当時はお香ですが)ありました。古典はまた、異文化交流の手助けにもなるでしょう。例えば平安時代は中国とのつながりが強く、憧れを持っていたとさまざまな文献から読み解けます。そのような話題を中国人留学生に話すととても喜んでくれます。私たち日本人が海外へ行く際にも、日本古来の歴史や文化、伝統、ルーツを知っておくことで、コミュニケーションの手助けになります。

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