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いま必要なのは、
「当事者意識」と
「切り拓く力」

佐々木 恒平准教授 / 診療放射線学科

松田 涼助教 / 理学療法学科

薬学・医療CAREER

医療分野において、ここ数年の就職実績に変化はありますか?

松田
理学療法学科では、出身地を問わず、地域社会の最前線へ飛び込む学生が増えています。臨床実習で現場のリアルに触れ、リハビリテーションの枠を超えて社会を変えたいという強い思いが芽生えるからです。この高い志が、理学療法の新しいキャリアを切り拓いています。
佐々木
現場での気づきは大きいですよね。実際、診療放射線技師は医療現場に不可欠な職種であり、安定した需要があります。近年は病院だけでなく医療機器メーカー等の企業へ就職する学生も約1割まで増えました。卒業生の活躍が後輩の選択肢を広げ、多様なキャリアが生まれていると感じています。

学生の価値観や志向に変化はありますか?

松田
今の学生は、情報を効率よく整理し、最適な環境を賢く選ぶ力に長けています。私たちはその資質を大切にしながら、さらに一歩進んで、自ら道を切り拓く「主体性」を養いたいと考えています。
佐々木
同感ですね。また、学生たちの誠実さは、 医療人としての素晴らしい資質です。この 強みに「自分はどう貢献したいか」という「主体性」が加われば、さらに頼もしい存在になれます。授業や臨床実習を通じて、現場の責任感や当事者意識を在学中から自分事として捉えられるよう、全力で背中を押しています。

これからの教育とキャリア支援について

松田
AIやオンデマンド教材を賢く活用して、知識を蓄える時間を徹底的に効率化していくことに取り組んでいます。そこで生まれた余裕を、対面授業での「実践」や「思考」のトレーニングをこれまでよりも注力したいです。
佐々木
その通りですね。新しい学びを支えるため、早期からのキャリア支援も強化したいです。本学の強みである、教員と学生の「距離の近さ」を活かし、効率化で生まれた時間を、一人ひとりの強みを引き出す個別指導に充てていきたいです。

薬学・医療分野における
キャリアのKey Word

開拓する力
当事者意識
早期の
キャリア形成

INTERVIEW

薬学科樋浦 一哉 准教授

MESSAGE

薬剤師に必要なのは、単なる暗記ではなく、知識を患者さんに正しく「伝える力」です。だからこそ私の授業では、あえてすぐに正解は教えません。自分で調べ、考え抜くプロセスこそが、社会の中で生きる力になるからです。医療の現場でもAI化が進む今、私たちの価値は「対人業務」にシフトしています。そのうえで、学生たちには科学の専門家として誰かの役に立つ「やりがい」を伝えていくことが私の使命だと考えています。私は現在も病院勤務の日があり現場も見ているので、現場のリアルな空気を授業に持ち込み、学生の「当たり前」を壊していきたいですね。

臨床工学科横山 徹 准教授

MESSAGE

学生の進路相談に関しては、早期離職を防ぐためにもあえて「しっかり悩み抜きなさい」と伝えています。特に病院は命の最前線。「嫌だと感じることは選択肢に入れない方が良い」、「患者さんのためにと思わないなら勧めない」と、本音で向き合います。先輩の事例は紹介しますが、最後に決めるのは学生自身。自分で決断した道でなければ、辛い時に踏ん張れないからです。私ができるのは最初の一歩を全力でサポートすることまで。だからこそ、しっかり悩んで自分の人生を選ぶ覚悟を持ち、困った時は仲間や先輩を頼りながら歩んで欲しいと考えています。

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