土屋 遼太

三井物産株式会社 /
コンシューマービジネス本部 都市開発事業部
経営学部国際経営学科 / 2015年3月卒
立教大学院経営学研究科国際経営学専攻 / 2016年3月卒

立教での学びた経験を通じて、世界が大きく広がった。

立教大学経営学部では、学部1~2年次から少人数ゼミナールが始まり、指導教授やゼミ生との対話や議論を通じて学び合う場があります。私が所属していたゼミナールでは、あらゆる視点から様々な企業の経営戦略やビジネスモデルを分析・評価・再構築する手法を学びました。特に英語力に関しては、段階的にスキルアップできるように設計され、国際経営学科では専門科目の約7割が英語で実施されます。海外経験のなかった私が日本にいながら英語で経営学を学べたことは非常に恵まれた環境でした。自ずと私の好奇心は海外へと向いていき、様々なことにチャレンジしていきます。その一つが、学部3年次におけるデンマークのAarhus School of Businessへの学部間交換留学です。デンマークを選んだ理由は、高校時代から北欧の教育に関心があったことと、小さい国ながら海運最大手のマースクやLEGOといったグローバル企業があることから、その競争力の源泉は何かを現地で学びたいと思ったからです。留学中には様々な国の学生たちと寮生活を送り、多様な価値観や生活様式に触れることができました。この留学をきっかけに、私の世界はさらに大きく広がっていきました。

すべての学生に門戸が開かれている。そこが立教の大きな魅力。

デンマークへの留学後は、5年一貫プログラム(学部4年次から大学院経営学研究科前期課程の講義を履修し、学部卒業後1年間で同課程を修了できる)に進学し、世界10ヶ国以上の同級生と少人数クラスでの議論を通じて経営学を学びました。またオーストラリア政府主催のG20ユースサミットに日本青年代表として出席したり、ベトナムの電動バイク企業でインターンシップ等にも取り組みました。このように機会を通じて、異なる意見や価値観を纏める難しさと楽しさを味わうことができました。学生時代に築けた彼らとの友情は私の大きな財産となっています。立教大学経営学部ではゼミナール活動、学部間交換留学、5年一貫プログラムなど、すべての学生にさまざまな門戸が平等に開かれています。誰にでもチャンスを掴む機会がある。それが「自由の学府」と呼ばれる立教の魅力です。

海外のプロジェクトを率いていけるリーダーをめざして。

就職活動の際に大切にしていたことは、「世界中で多様なパートナーと事業創造に挑戦したい」という想いでした。様々な業界や企業に触れた中でも、総合商社の「繋ぎ合せる役割」と「人間味に溢れる先輩方」に魅力を感じました。入社1年目の現在は、先輩が手がけるシンガポールのオフィスビル再開発案件などを通じて、海外不動産事業の知識やノウハウを学んでいます。将来は、「自分が作り上げた案件」と胸を張って言えるような海外プロジェクトを企画・実行できるリーダーになりたいです。立教大学では、授業や活動を通じて、自分が社会にどのように貢献していきたいのか考え、そしてグローバル時代に求められるリーダーシップとは何かを学びました。人がすべてと言われる総合商社において、きっと立教大学で得られた出会いや経験が将来に生きると信じています。