岡本 麻里

株式会社小田急百貨店 新宿店
営業第一部 営業第一課/セールスリーダー
コミュニティ福祉学部 コミュニティ政策学科/2014年3月卒

可能性を思うままに広げ 成長の種まきができた4年間

大学生活を振り返ると「出会いと経験」という言葉が浮かんできます。サークル「ホテル研究会」で体験した軽井沢でのホテル実習。海外生活に初挑戦したアメリカ短期留学。社会福祉の問題やコミュニティ政策を、実際に地域で活動されている方々から学んだゼミのフィールドワーク。そうした中で年齢も価値観も生まれた環境も異なる人たちに接し、私は人と積極的に関わることの喜びを知りました。「これをしてみたい」と発信すると学びにも課外活動にも本当に多様な選択肢があって、必要な情報が先生や友人から豊富にもたらされる。立教のそんな自由闊達な空気につつまれ、あの頃、自分の中にいくつもの成長の種をまくことができたと感じています。

接客も商品開発も 百貨店のクオリティを大切に

「トロワグロ」の売り場に立って5年目を迎えました。人と接することが好きなので、接客を通してお客さまと時間や気持ちを共有させていただける毎日は本当に楽しく、自然と笑顔になれます。「トロワグロ」はミシュラン最高位の三つ星に選ばれ続けているフランスの名店です。小田急百貨店が30年以上前に業務提携し、売り場ではパン・スイーツ・デリ・ワインなどを取り扱っています。試作を重ね、フランスから定期的にシェフが来日して指導を受け、本場の味をご提供することにこだわった品々。その商品開発の仕事にも最近は手ごたえを感じており、自分の提案がパッケージや商品そのものに反映されたときの嬉しさは、働く原動力になっています。

買い物の“ワクワク感”を 創造できるバイヤーが目標

立教での出会いと経験は視野を広げてくれただけでなく、自分の考えを自分の言葉で伝える力や、他者の声に耳を傾けることの大切さを教えてもくれました。それを身につけることができたから、日々の接客や会議をはじめ、人と関わりながら働くことを楽しめている今があると思います。さまざまなショップが存在する中、質の高い接客と商品で、買い物の楽しさや安心感をお届けするのが百貨店です。今後はその魅力をさらに高めていけるようなバイヤーになりたいと考えています。商品の買い付けや企画はもちろんのこと、買い物をするときのあのワクワクした気持ちに応えられる、これまでにないイベントや催事を創りだすことのできるバイヤーが目標です。